オンラインゲーム、兄妹共闘 | 黄昏黒猫屋敷ー布人形とイラストの小部屋

黄昏黒猫屋敷ー布人形とイラストの小部屋

世間からかなりずれている管理人、黄昏黒猫堂こと黒猫が自作人形やイラストを発表しつつ、ニート、ひきこもりなど生きずらさを考える。(画像一覧で作品を見ていただけるとうれしいです。)

 夕食のとき、息子が娘に、「とろくて話にならないチームがあるだろ。あいつらに加勢してやるか。」、と言うと、「あの弱っちい連中。」と娘が答えました。どうやらふたりがやっているオンラインゲームの中に、見ていられないほど弱いチームがあるらしく、兄妹ふたりで加勢にいこうということらしい。息子のチームは都合が合わないことが多く、息子は結構ソロで動いているらしい。娘は鋼のソロプレイヤー。飛び入りで戦闘に参加することはあっても、誰ともけっして話をしない。娘はひきこもりだが、ゲームの世界でも半ばひきこもりだ。

 息子のやつ、もしかするとゲームにかこつけて妹が他のプレイヤーとコミュニケーションをとる機会を狙っているのかもしれない。息子も精神保健分野の人間のはしくれです。ふたりで弱小チームに加勢しているうちに、妹が他者とコミュニケーションをとるきっかけを作ろうとしているのかも知れない。それができれば、たとえゲームの世界であっても、娘のひきこもりに何らかの進展が見込めます。娘は基本的にソロプレイヤーだけれど、時々は兄妹で共闘することもあるらしい。だからこういう誘いも不自然じゃない。そんなことを思ったけれども、息子の意図はきかなかった。

 まあ、企みが見え見えだと、何をやってもダメでしょう。ひきこもりや不登校で強制は論外ですし、誘導という手は、本人がその方向をみていないとうまくいかない。本人が好きなフィールドで、本人が好きなものに背中を軽く押す。今はそういう姿勢でいます。兄妹の仲は良いし、娘もこの話は乗り気のようです。息子の都合のつく限り、ふたりで他のチームにまざることで何か変化が起きればいいなと思っています。誰とも関わらないくせに、オンラインゲームの世界に身を置いているということは娘も何かを待っているのかもしれない。

 でも、人間は自分のことさえ自由に動かすことができないのだから、あまり色気を出しても仕方がない。ふたりの話を聞きながら、「まあ、その弱い連中、なんとかしてやれや。」、とだけ言った。それにしても、息子や娘がそんなに強いプレイヤーとも思えない。その連中、どんだけ弱いんだ。

 

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