今日、妻と僕、ひきこもりの娘の三人で、ひきこもりの相談窓口に行ってきた。
娘が相談をしてみたいと言ったので、行ってみた。
相談員の人のアドバイスは、おそらく、これ以上良いものはないと思うほど良いものだった。
でも、娘の表情は浮かなかった。
やっぱり、と思った。
外に出られれば、それで解決だろうか。
働けるようになれば、それで解決だろうか。
何か違和感を感じる。
僕は人並みに働いているけれど、何かを解決しているとは思えていない。
少なくとも、人生と解決という言葉は重ならない。
「どうだった。」と僕。
「相談員の人、いい人だね。とってもいい人だってわかるよ。でも心が動かなかった。」と娘。
「アタシって、やっぱり問題あるの。」
「別に。問題はないよ。ただ生きていくのに今の状態は不都合なだけだ。」
外に出られないことを除けば、娘はとてもユニークで面白い人間だ。
「父さんじゃ足りないかい。」
「うん、信用できるけど、インパクトない。」
わかっている。僕では役不足だし、娘にとってたいがいの人がそうなのだろう。
今、娘に必要なのは、外に出るとか、働くとかなのだろうか。
それだけを考えていては、たぶん何も動かない。
何か魂を揺さぶるような合図が欲しい。
今は何もしなくてもいい。
ただ、人生というものを一緒に考えてみないか。
僕もよくわかっていないけどね。
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