『大統領の陰謀』:新聞記者の戦い | amataの崖っぷち脚本道

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40過ぎで取り柄も仕事もない女の人生最後の挑戦。

こんにちはウインクamataです。

 

ここ数ヶ月の間に、『新聞記者』『ペンタゴン・ペーパーズ』を観ました。

 

『ペンタゴン・ペーパーズ』の最後のシーンが、ウォーターゲート事件だったのです。(ネタバレすいませんタラー

『ペンタゴン・ペーパーズ』の監督、スティーブン・スピルバーグがこの映画が好きだということもあり、この名作をやっとこさ観ることが出来ました〜ハート

 

『大統領の陰謀』 All the President's Men

監督:アラン・J・パクラ

キャスト:

カール・バーンスタイン(ダスティン・ホフマン):ワシントンポストのベテラン新聞記者

ボブ・ウッドワード(ロバート・レッドフォード):同社の新人記者

 

 

①新聞記者の戦い

この映画における強大な敵は、ニクソン大統領をはじめとする「組織」でありました。

目に見えない「権力」という巨大な敵に立ち向かう2人の新聞記者の努力が見所の映画です。

日本のドラマのような、いかにもな「バディもの」ではないんですが、2人が足りないところを補いながら、淡々と証拠集め(証人集め)をしていくところは面白いですね。

ただ、大きな見せ場のある映画ではないので、家で観ながら途中、寝てしまいましたタラー

こういうのは、映画館で観た方が集中出来そうです。

 

②新聞記者の仕事がよくわかる

『ペンタゴン・ペーパーズ』を観た後だっただけに、ワシントンポスト紙という「地方紙」がスクープを撮ろうと一生懸命に取材して、裏をとろうとするシーンが泣けますね笑い泣き

また、記者の上司が掲載するかしないかを決断するシーンも、胸を打つものがあります。

決断をする立場の人というのは、やはり大変ですよねあせる

『ペンタゴン・ペーパーズ』で社主の苦悩がこれでもかと描かれていたので、主幹の中間管理職的立場にも、とても共感できましたビックリマークそして、最後まで部下の記者達を信じる上司の姿も描かれていました。主幹が彼らの味方でよかった!

 

③好きなシーン

敵が敵なだけに、命さえも狙われる記者、カールとボブ。

どこで盗聴されているかわからない。

そこで、2人で話す時に、レコードの音を最大限に鳴らして筆談するシーンが、2人の緊迫感を表していていいシーンやと思いました。

あとは、カールがヘビースモーカーなんですけど、カールが吸ったタバコの灰ががソファに落ちた時に、それをささっと払うボブ、というシーンも、二人のキャラクターの違いや役割がはっきりしていて面白かった。

こういうシーンをちょいちょい入れることで、キャラクターが浮き出てきますよね。

 

ああ、社会派のドラマ、好きだなあビックリマーク