「逃げていい」のか「逃げちゃだめ」なのか | amataの崖っぷち脚本道

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40過ぎで取り柄も仕事もない女の人生最後の挑戦。

こんにちはチューamataです。

 

今日、『みんなのうた』で嵐✖️米津玄師の『カイト』

が流れていました。

 

この『カイト』は昨年末の紅白歌合戦で初御披露目された曲でしたよね。

今日のみんなのうたで改めて歌詞を見てみて、気になる部分がありました。

 

母は言った「泣かないで」と

父は言った「逃げていい」

 

この『逃げていい』という歌詞は、今どきのご時世をとてもよく反映している言葉だと思いました。

 

数年前から、SNSでもよく聞かれるこのフレーズ「逃げていい」。

主に学校でいじめられている子供達や、ブラック企業などで働いているビジネスマンなどに向けて発せられる『前向き』な言葉です。

 

でも、ひと昔、いやふた昔前は『逃げていい』なんていうフレーズは聞いたこともなかったです。

逆に『逃げちゃダメ』という言葉がほとんど。

 

逃げちゃダメ、立ち向かえ、戦え、勇気を持って。

 

ジャンプの少年漫画の主人公が言いそうなセリフですよねチュー

 

「逃げていい」のか「逃げちゃダメ」なのか、、

多分、どちらも正しいんやと思います。

 

今目の前にある困難を避ける方法として

「逃げる」ことによって回避するのか、

「戦う」ことによって困難を排除するのか。

目の前から困難がなくなることにはかわりはないので、どちらでもいいんでしょう。

 

でももし、これがドラマや映画や漫画の主人公だったらどうでしょう。

『逃げるは恥だが役に立つ』のみくりちゃんも、逃げてるようで戦ってました。

 

私だったら、逃げるのではなく、戦う主人公を書いてみたいと思います。

 

ただ、今時のご時世考えると『逃げる』主人公の方が共感をもたれるのかもしれません。

 

ドラマと時代は切っても切り離せない関係ですもんね。

 

どんなに逃げても、いつか戦わないと行けない日は来ると、私の今まで生きてきた人生の中で感じることはあります。

逃げることでいったん体制を立て直して、また新たな一歩を踏み出す。これだったらいいんでしょうけど。

 

少なくとも、「逃げる」とは決して後ろ向きな言葉ではなくなってきているんだと、嵐の『カイト』の曲を聞いて感じたのでした。