意地を張るから卑屈になり、卑屈になるから拗ねるしかなくなる。 | 古民家の雑貨屋 アート工房 風 ふうさんの手しごと日和

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古民家の雑貨屋さん『アート工房 風』です。
岡山県の和気町で雑貨屋&クラフト工房をしています。
古民家をリノべして、沢山の雑貨を展示販売できるSHOPにしました。
隠れ家的な工房の日々の暮らし、ちょこっとのぞいて見てくださいな。

パーソナル・リーディングのための

レジュメを作ろうと、あらためて

アダルトチルドレンについて調べている。

 

 

アダルトチルドレン・・・

 

機能不全家族の中で、何らかの役目を

演じて来た子供たち。

 

大人になってから、生きづらさに気づき

親子関係の歪みに思い至る人も多だろう。

 

 

本来はアルコール依存症や、ギャンブル依存

などの親を持ち、機能不全を起こしている

家庭の子供が、家族崩壊を防ぐために

何らかの役割を演じるようになったこと・・・

 

その子供たちをアダルトチルドレン

というらしい・・・

 

いわゆる、毒親育ちの子供たちだ・・・

 

虐待やネグレクト、アルコール依存のような

解かりやすい毒親ばかりが問題ではない。

 

 

案外と『良い母親』『良妻賢母』という

一見したら申し分ない母親の中にも

毒を孕む母親はいる。

 

いや、むしろそうした、『良い母親』

の仮面をかぶり続けている良妻賢母

の毒の方が厄介かもしれない。

 

はたからは毒が見えない分だけ厄介だ。

 

良い母だけじゃない

良い子も、良い人も・・・

表面からは解りにくい『毒』を

孕んでいる場合がある。

 

一見して、解りにくいから気が付いた時には、

どっぷり沼につけられてたりする。

 

 

まじめな、いい人・・・

 

・・・でも

 

幸せじゃない人・・・

(幸せをかんじられない人。)

 

一生懸命努力して、幸せになろうとする人・・・

 

幸せって『感じ方』であって、一生懸命

努力して手に入るものじゃないと思うが、

彼女たちはひたすらに努力するのだ・・・

 

なのに手に入れたモノを見つめても

幸せの実感がわかないらしい・・・

 

 

だから、似たような仲間を作っては

『同類相哀れむ』よろしく、

「これで私は幸せなんよね?」の

確認をしてる。

 

それを『共感』と言いながらやる・・・

(宗教やスピ系にどっぷりな人たちも、

こうした心理なのかもしれないな・・・)

 

誰かから『アナタは幸せよ!』と

言ってもらわなければ、幸せかどうかが

自分では判断できない時点で、

もはやそれを幸せとは言わないと思うのだが・・・

 

悲しい誰か・・・

不幸な誰か・・・

病気の誰か・・・

相方を失った誰か・・・

 

そんな誰かと比較しては、自分は

幸せなんだから!もっと努力しなきゃ!

と言い聞かす。

 

 

はたからそんな儀式を見ている私は

その感情には『共感、出来ない。』

 

何かが『おかしい』と感じてしまう。

 

そして、そんな『幸せごっこ』に

共感を示さないと、『冷たい人』に

仕立て上げられてしまうのだ。

 

彼女たちはそうしていつも誰かを

『敵』にし、自分たちは

『被害者』という立ち位置に甘んじ・・・

 

努力して幸せになろうとする・・・

(幸せだと言い聞かせようとする・・・)

 

その手法が、『不幸な誰か』と

比較することだったり・・・

 

敵味方を作って、社会に線引きをして

自分たちと誰かを分けることに

繋がっていたりする・・・

 

その気持ちの悪さに気が付かない・・・

 

世の中を、敵か味方かに分け、

幸せのレベルは上下で計る・・・

 

 

彼女たちには、絶対評価というものがない。

 

自分だけの、自分が良しとする、

絶対的な評価だ・・・

 

誰かと比べることなく、自分は

自分で良しとする評価・・・

 

これが無いから、自己肯定感も低い!

 

誰かと比較する事でしか

自分を見出せない。

 

全体の中の80%ほどの位置にいるから

幸せに違いない!と言い聞かせている。

 

そして、善良な顔をして

自分より下に置いている人たちを

『かわいそう!』と言うことで、

なんだか自分は『良い人』に成った気でいる。

 

それが『気持ち悪い』というのだ・・・

 

一見して『良い人』

 

あるいは、よく頑張ってる

『良い母親』の彼女たちに

時々、とてつもない『闇』を見る。

 

 

上手く表現が出来ないが、

その『闇』には関わってはいけない!

と自分の中の何かが警報を鳴らす。

 

彼女たちはいつも『空虚』なのだ。

 

そう・・・彼女たちの中には

満たされない『空洞』がある。

 

それがある限り、『幸せ』が

なにか解からない・・・

 

いや、『感じられない』・・・

 

良い人・・・

 

良い母親・・・

 

子供の頃もまじめな良い子だったに違いない。

 

そして、彼女たちもまた

間違いなく、アダルトチルドレンなのだ・・・

 

何かの役目を背負ったまま、

リセットできないまま母親になった人たち。

 

 

意地を通すから卑屈になり、

卑屈になるから拗ねるしかなくなる。

 

でもそれを社会に対して、世間に対して

やってしまうと自分が積み上げて来た

『良い人』のキャリアに傷がつくから、

ごくごく親しい人にだけそれをやる。

 

『拗ねる』ことを受け入れてくれそうな

たった一人にだけ、それをやる。

 

それが、夫や恋人ならまだマシだ。

 

大人同士だからな・・・

 

けれども彼女たちは、相方にも

意地を張る。

 

だから、その『拗ねる』先は

子供に向かうことが多い・・・

 

子供に向かって『拗ねて見せる』

 

 

意地っ張りの『良い人』の

仮面をかぶる、病んだ人たち・・・

 

卑屈で、皮肉屋で、かわいげのない

自分を隠して、どこまでも

『良い人』の仮面をかぶる人たち。

 

その『病み』に気が付いていない・・・

 

『良い人』の中にある『毒』ほど

怖いものは無い・・・

 

そんな『毒』を隠し持った

良い人が多いな・・・

 

それが怖いね・・・