今年も、新米が届きました。
自分ちで耕作できなくなった土地を、ご近所の
神職さんご一家が借りて下さって、お米や
野菜を作られています。
管理して頂くだけでもありがたいのに、
毎年新米をおすそ分けして下さいます。
良く考えてみたら、神主さんが育てるお米を
頂いているわけです。私たちの家族は・・・。
『なんてありがたい!めっちゃご利益が
あるんじゃないか?』
そうです、いろいろ病に成りながらもなんとか
命が続くのはこの神主さんが作るありがたい
お米を食べている御陰かもしれません。
私のパワーフードなのかも!
いや、そう考えたら私たちが口にする食べ物の全ては
誰かが苦労して作って下さった物だと言う事です。
祖父が生きていて、米を作っていた時には、
『お茶碗に一粒のお米も残してはならない!』
とよく言っていました。
その一粒、一粒に、お百姓さんの
魂がこもっているからと・・・。
親が作る畑の手伝いをしてみて分かること。
それは・・・
食べものを作るのは、決して楽ではないと言う事。
天候にも左右されるし、毎日の手入れも欠かせない。
日本の食糧自給率を支えているのは、そんな親世代。
平均年齢65歳以上の高齢者たち・・・。
親が元気なうちに、色々引き継いでいかないと
いけない技術や、知恵があると痛感します。
そして、本日の定休日は
鈴なりになった柿の収穫。
栗林のなかに有る、一本の柿の木から
コンテナ3個分の柿を収穫しました。
高所の柿は、長い竹竿でもぎ取るのですが
これがものすごい力仕事。
細い枝に狙いを定めて突き、くるくる回して
枝をもぎ取り、柿を収穫します。
あんな作業を毎日やっていたら、
戦場で一番槍が務められそうですよ。
(めっちゃたくましくなるわ!)
剣舞で鍛えた(?)私の肩も、悲鳴を
あげるくらいの重労働でした。
こんな時に、安倍晴明なら式神を使って
高いところの柿を落とすのだろうか?
と恨めしく思います。
(使えねぇ・・・うちの連中・・・)
式神どころか、ウチのお嬢ちゃんたちは
上品に育ったため、こういう重労働は
長男変りの私に全て回ってきます。
手伝いに来たと言う母は、よろけて溝に
はまりこむ始末。
(手伝いに来たのか、邪魔しに来たのか?)
使えないお嬢ちゃん育ちが多い家では、私のような
男前な長男変りが必要なわけで・・・
たくましくなるのは、致し方ないと言う事だね・・・。
(剪定から、木の伐採から、大工仕事まで
・・・出来ない仕事は編み物くらいかな・・・)
いやはや、今日はさすがに肩こりがスゴイわ!
さて、収穫した柿・・・どうするかな?
売るほどあるで~。