子供を思う母親の深い愛情に
勝るものはない。
そんな母親たちの子供を思う
心を食い物にする連中がいる。
なにも、『オレオレ』詐欺の話だけじゃない。
先日の知人の話もそうだが、子供を思う
母親の思いを利用して、
「ご先祖様の祟りだからお浄めしないとダメ！
先に亡くなられたおばちゃんが怒って
○○ちゃんに憑りついているのよ！」
タダでさえ子供の事で悩んでいるのに
そんなことを言われたら、母親なら
お祓いのために大金を払ってしまう。
追い詰められたのは母親の方だけじゃない。
除霊が必要と言われた子供の方だって
精神的に追い詰められた。
霊能者と名乗るものが、除霊と称して
家に上がりこんだのだ。
もう少しで、子供の方が自殺するところだった。
もう、ロープまで用意していたのだ。
母子の関係を壊し、家族を遠ざけ、大金を奪い、
そして、子供の命さえも奪いかねない。
これのどこがヒーリングなんだ？
ほんの少し、この話を聞くのが遅かったら
手遅れになるところだった。
すんでのところでストップ出来た。
また、先日の話。別の知人から、
「子供が病気になったのは私の行いが悪いから。
ご先祖様に不義理をしているから・・・。」と
薬を飲んで治るような病でさえも、
子供が病ならおろおろするのが母心。
ましてや、手術をしても助からないかもしれない
と言われたら・・・。
自分の命に替えてでも助けてやりたいと
思うのが母親だ。
そんな母親たちの耳元で、「ご先祖様の祟り」
と囁く愚か者がいるということだ・・・。
「それは違うよ、ご先祖様は子供を祟ったりしない。
それに、生老病死はカルマの外にあるから、
アナタの行いのせいで子供が病に成ったりはしない。
人生は吉凶入り乱れて来る。時には耐え難い
苦しみを味わう事も有る。努力ではどうしようも
ないこともおこる。でもそれは、アナタの行いのせい
じゃないからね。」
「ありがとうね。本当にありがとう・・・。」
「私もパワーを送るから、皆にも頼んで
力を貸してもらうから！」
「なんとか、命だけは助けてほしいって
思っているの。私はもういいの、もう充分
生きたから、でも子供は・・・。」
ただでさえ不安なところに、先祖の祟りなんて
言うやつが居るとしたら、そいつ自身が親との
関係が破たんしているという事だろう。
自分が親にしたかった報復を、
他人の母親にやるつもりなのか？
霊能がどうのこうのという前に、
自分の心の闇を何とかしろ！
と言いたい。
代理戦争をしているだけだ。
思うようにいかなかった自分の人生。
求めるほどには与えられなかった愛情。
認めてもらえなかった子供時代・・・。
自分の命に替えてもいいという母親たちの
母心に復讐しているのだ。
それは、甘えに他ならない。
こんな性根の連中に、高級霊など
降りるはずもない。
心に闇を抱えたモノに、神は降りない。
こんな連中を、龍神は嫌う。
いや嫌うなんてレベルじゃない。
一度、とんでもない雷雨になったことがあった。
11月だったか？およそ雷など成りそうにない
冬の夜に、警報が出るほどの豪雨。
あるニュースを見ていて、娘を殺された
母親の慟哭に激しくシンクロしたときがあった。
私自身も怒りを抑えられなかったが、
何よりも龍神が吠えた。
龍の咆哮。
私にシンクロしたのか、
私がシンクロしたのか？
血の涙を流すほど怒り狂うのが分かる。
後にも先にもコントロール出来ないほどの
怒りを感じたのはそれが初めてだった。
龍神の逆鱗に触れる
とは、まさにこのこと。
龍神はめったに感情を表さない。
クールすぎるくらいだ。
しかし、子を思う母心を踏みにじるような
行為は断じて許せないようだ。
その思いは、嵐を呼ぶほどに激しい・・・。
私がワイドショーもニュースも見なくなったのは
それからだ・・・。
ワイドショーをみて陽気な気分になることは無い。
ゆえに世間知らずなのだ。
しかし、私の周囲だけでも、こんなにも
霊感商法がゴロゴロしている。
自身の向上に使うなら、哲学も信仰も
スピリチュアルも問題は無い。
それをビジネスに（・・・いや犯罪に）
使おうとする奴らがいるから嘘くさくなる。
日本人の霊性を取り戻すためのプロジェクト
が水面下で動き始めている。
2020年までに、世界は二極化するらしい。
どちらに入るかで、真偽は測れる。
私はそれを必ず見極める。
もう二度と、私の周囲で泣く母親を
出さないために。
