「ソンジェ背負って走れ」第9話 あらすじネタバレ | えるぷりシアワセオリーXZ

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FTISLAND/THE BOYZ/韓流ドラマ

搬送されるソンジェ。刺されたのか血だらけだ。

 

テレビのニュース

犯人はホテルのマスターキーを盗みソンジェの部屋に侵入した。

室内には犯人が使用した麻薬薬の染みた布と激しく争った形跡があった。

凶器の指紋から2009年に殺人罪で捕まったキム氏と判明した。

 

急いで病院に向かうソル。

ソルが病院に着くとそこにはうなだれるソンジェ父がいた。

 

腕時計のことを思い出したソル。時間を戻さないと。

ソンジェの部屋に入って腕時計を探すが見つけることができない。

そこにインヒョクが現れる。

「イム・ソル!何やってるんだ?」

ソンジェが高校生の頃からつけていた時計がどこにあるか尋ねるソル。

「こんなときになんで時計なんだ?誰のせいでこんな目に遭ったと?」と憤るインヒョクだが、ソンジェを助けるためだと声を荒げるソル。「昔なくしたんだ。ソンジェも探したが見つからなかった」と言うインヒョク。

あの時計が何なんだと不思議に思うインヒョク。あの腕時計がなかったら時間を巻き戻せない。ソンジェを助けられないと絶望するソル。

 

ソルの家

テレビのニュースでは、犯人は2009年5月に犯行を目撃され、逮捕に協力した被害者に恨みを抱いていたと報じている。

ソルの心の声「あのとき捕まってなかった?どうして2009年にソンジェが?」

母に、自分が誘拐されたのは2009年かと尋ねる。大学に入ってすぐだから2009年だと言う。

あのとき(2008年の事件)ソンジェとテソン父に助けられた直後にソルは現代に戻ってしまったので通報できず、2009年に犯人がまた現れたときにソンジェがソルを助けたことにより逆恨みされて襲われたのだ。

 

テソン父に会うソル。

出所後、ソルの元へ現れるのではないかと身辺警護をすすめようとしていたがソンジェを狙うとは思わなかったというテソン父。

2009年の事件の捜査報告書を見せてもらうソル。供述書にソンジェの名前が…。

 

ソンジェの供述

2009年5月10日の夜、帰り道でカバンを見つけました。教科書にソルの名前を見つけたときにソルの叫び声が聞こえました。警察に通報して声のほうへ走りました。ソルに電話してみると工事中の建物から着信音が聞こえて音がしたほうへ走りました。逃げてきたソルを発見して声をかけていると男が逃げていきました。男ともみ合いになりました。そのとき男が何かを落としたようです。(映像:ガラスが割れる音~ガラスを突き破って外に放り出されるソンジェ)男は僕に馬乗りになって首を締めました。僕は手に掴んだ物で男の頭を殴りました。(パトカーの音)

 

ソルが夢で見たもみあう男、そしてガラスの割れる音は夢ではなく、この時のことがフラッシュバックしていたのだ。

 

ホテルのラウンジでのソンジェの言葉「もう平気なのか?あのときから俺を避けていただろ?」

ソル兄の言葉「あの時から連絡してないのか?」

インヒョクの言葉「誰のせいでこんな目に遭ったと?」

すべてを察したソル。

ソンジェは私のせいで死んだのだ…

 

襲われるのは私なのに、私が殺されるべきなのに…嗚咽するソル。

テソン父からもらった書類のなかにあの腕時計の写真が…

急いでテソン父に電話をかけ、あの腕時計の所在を尋ねるが、事故後に被害者に返したと言われる。

「ひょっとして…私が受け取ってる?」

自分の部屋のなかを必死に探すソル。

しかし見つからない。

そこへソル母と祖母。祖母の腕に…。

ソル祖母「私が大切に持っていたの」

見つかった腕時計。

 

韓国大病院。

呼吸器をつけたソンジェ。

 

ソルの回想

ソンジェ「最近どうだ?大丈夫か?」

ソル「あのね。あなたを見るとあの時を思い出して怖いの。だから会いたくない」

 

意識の戻らないソンジェを見て涙するソル。

「ごめんね…ソンジェ。私のせいで起きたことだから今度こそ変えるわ」

時計は12時。

時計が光った。3回目の…最後のタイムスリップ。

 

2009年 ヨンソ大

大学にある銅像の上に登っているソル。下では野次馬の学生たちが集まってきている。

驚いたソルは銅像から落ちてしまう。「戻るなり死んでしまうの?ソンジェを救って死なないと」

誰かが受け止めてくれた。

ソルが目を開けるとそこにはソンジェが。

そこから逃げるように去るソル。

 

 

せっかく助けてくれたのにソンジェにお礼も言わないのかと怒るヒョンジュ。

なんでソンジェがこの大学にいるのかと尋ねるソル。ソル兄と同じ体育学科に入学したらしい。

ソンジェには会えない…申し訳なくて…というソルに、「ソンジェを振ったから?去年からずっと避けてるわけ?」と驚くヒョンジュ。

 

2009年3月17日

キム・ヨンスが逮捕された事件は2009年5月10日だったので、それまでに先に捕まえればソンジェは巻き込まれずにすむ、運命は変えられると考えたソルは警察署に出向く。

2008年9月1日に自宅前でタクシーに誘拐されたと?なぜ何か月も経ってから通報するのか理解に苦しむと言うチェ刑事。

ソル「ショックで記憶を失ってたんです。でも思い出しました。チュヤン貯水池の事件と同一犯です。犯人の顔や名前、職業まですべてわかります」

鈴がついた犯人の車のキーを差し出すソル。

 

護身用品を買いそろえるソル。

怪しいふたりを目撃したソルは止めに入る。大人が子供からお金を巻き上げようとしていると勘違いしたのだ。なんとそこにはキム・テソンが。まだ悪さしているのかと叩くソル。少年はお金を受け取って去っていった。

ソルの誤解だった。高校を卒業したのかと聞くソルに卒業式の写真を見せるテソン。

久しぶりに会って惚れ直したか?と聞くテソン。大人のソルが戻ってきた気がするというテソン。勘が鋭いテソン。さすが敏腕刑事の息子。テソンはインターネットのショッピングモールを運営しておりファッション業界で成功していたのだった。

 

インヒョクの練習室

作曲しているソンジェ。ソナギのメロディーだ。

(ソルが)何であんな逃げ方をするのかとため息をつくソンジェ。

「今までは無視してたのに今日は慌てて逃げた、逃げる瞬間に感じた、後ろ姿に感情がこもってた、顔が赤かった」というソンジェに、「無視して避けたのは嫌いだからだ、慌てて逃げたのはうんざりするほど嫌いだからだ」と答えるインヒョク。

インヒョク「俺でも逃げる。振った男が未練がましく同じ大学に入ってきたら嫌がるに決まってる。プライドはないのか!」

ソンジェ「俺にはそんなものはない」

ソンジェが今作曲している曲のコード表を見つけたインヒョク。

「ソナギ(夕立)」というタイトルをみてソルのことを想って書いただろ?と言う。

違うと言うソンジェ。

インヒョク「距離を置け!大学を休学してバンドをやろう。惨めな曲をつくってないでいい加減忘れろ!」

 

桜の木に春を感じるソル。

時計の日付をみて、春が終わるころまで私はここにいられない。今回が本当に最後なんだ…。

家に入っていくソンジェの姿を見送る。

 

カレンダーの5月10日に印を付けるソル。事件当日までソンジェをヨンスに合わせないと誓うソル。

ソル兄が部屋に入ってきて、ソルが銅像の上に登っている写真が大学の掲示板に載っていてすっかり有名人だからサインをくれと言う。どうやってこの兄がヒョンジュを口説いたのかと不思議に思う。

護身用品の催涙スプレーをあやまって兄に使ってしまう。

 

ソンジェの家

アメリカで治療を受けるよう勧めるソンジェ父。

ちょっと考えてみるというソンジェ。

 

ソナギのコード表を見つめるソンジェ。

ソルに告白したあの日のことを思い出す。

 

ソンジェの回想

ソンジェ「俺が一番嫌いだったのは雨の日だ。でもお前と出会った日の雨はいいと思えた。ソル。お前のことがすごく好きだ」

ソル「あなたの気持ちには応えられない。好きになられると困るの。だから私のことは諦めて」

 

警察署

(警察署に泊まり込んで事件を追っている)父のためにテソンが着替えの下着を持ってきた。

テソンが渡した紙袋のなかにはオレンジの上着。

ヒョンジュがソルに着てくるようにと渡したものだったが、ソルと会ったときに間違えて持ってきたようだ。

 

翌日

今日は新入生歓迎合宿の日。

ヒョンジュが迎えに来たがソルはまだ寝ていた。

ソルの携帯にはチェ刑事からのメッセージが。「通報の件は刑事課で捜査する予定です」

捜査の進展に安堵するソル。

 

合宿所に向かう電車の中

ヨンソ大で語り継がれている都市伝説…新入生歓迎合宿でキスした人と結婚するらしい。

昔、男同士でキスしたふたりも外国で同性婚をしたと。

興味津々に話を聞くヒョンジュ。

とにかく酔って誰とでもキスするな。ちゃんと守れという男子学生。

 

 

同じ車両にソンジェがいることに気づいたソルは見つからないように息を潜めるが何と宿泊場所も同じだった。

「来てたのか?何で電車で見なかったんだ?」と不思議に思うソンジェ。そこへソル兄登場!うちの妹に変なことするなと釘をさす。ソル兄と同じ宿舎に泊まりたかったヒョンジュは体育学科の学生たちと同じペンションを先輩に薦めていたのだった。

警察署

チェ刑事がテソン父に、誘拐事件は自分の担当になったと報告する。被害者は誘拐当日、キム刑事に会ったと告げる。

テソン父「何?」

チェ刑事「ショックで記憶喪失になっていたと」

テソン父「イム・ソル?」

あの日のことを思い出したテソン父。「どうりで様子がおかしかった」

チェ刑事「キム・ヨンスと完全一致します。ヨンスのタクシーの鍵を差し出された瞬間鳥肌がたちました」

キムヨンスは誘拐未遂の日から行方不明で、会社を辞めて携帯も解約をしていた。

ソルが描いた犯行現場の地図を見せ、逮捕につながるのでは?と話すチェ刑事。

 

合宿所

合宿所での学生たちのテンションについていけない三十路ソルは何とかその場から抜け出そうとするが先輩に見つかってしまう。

ゲームにも負けて罰ゲームをすることになる。

罰ゲームはよりによって体育学科の学生たちの前でダンスを踊ること。

恥ずかしい姿をソンジェに見られ耐えられなくなってその場を逃げ出すソル。

追いかけてきた先輩に

「帰ると言ったでしょ!年も近いくせに先輩ぶってパワハラ?少し遅く生まれたらネットで炎上しておしまいよ。それに罰ゲームでお酒を飲ませるなんて誰か死んだら責任とれるの?お酒の危険性も知らないで」と言って酒を一気飲みする。

先輩の頭を酒の器で殴り私は帰るからほどほどににしなさいと説教して外へ出ていくソル。

ソンジェを見てまた逃げるソル。ソルが走っていった方向はイノシシ注意の看板が。

 

ECLIPSEのメンバーたち。

ボーカルは英語の試験があるからと先に帰る。あいつのせいでライブがダメになったのにと憤るメンバーたち。

スーパースターKというオーディション番組の広報を見つけたメンバーたち。「これに出るか?」

 

森の中、道に迷ったソル。

動物の低い鳴き声が聞こえる。イノシシだ。

怖くなって走るソル。

誰かに肩をつかまれ護身用のスタンガンを向ける。ショックで倒れている男…ソンジェだった。

起き上がったソンジェにびっくりしたソルはイノシシのワナに引っかかって吊り上げられてしまう。ソンジェに抱きかかえられて助け出されるソル。一瞬、時が止まった二人。気まずい…。

スタンガンには電池が入ってなかったのだが急所を突かれて倒れてしまったのだった。謝るソル。

ソンジェ「ずっと俺を避けてるだろ?と言うソンジェ。ここまでするか?顔を合わせるのも嫌なのか?」

ソルの心の声「そんなわけない。私のせいで死ぬかもしれないから」

声を荒げたソンジェだが「行こう」とソルを促す。

 

ふたりが一緒に帰ってきたのを見たソル兄はソンジェに、妹の唇を奪ってないかと尋ねる。お前みたいに直線でいくからダメなんだ。未練がましくなく思い切りがいいのが俺のやり方だと言うソル兄だが、ソンジェに携帯を借り電話した彼女に振られて未練がましく迫る。どうやら彼女から着信拒否されていたらしい。

 

森のなかでのソンジェの言葉を思い出すソル。

 

彼女にふられて号泣するソル兄。

未練タラタラだ。

 

酔ったソル兄は今から彼女に会いに行くと外に出る。

追いかけるヒョンジュ。

 

酔っぱらってふらふらと歩いているソルを見かけたソンジェ。

空を見ながらソルは2023年のソンジェのことを思い出していた。すべて投げ出して今から会いにいくと言ったソンジェにあのとき会いに行っていれば…と後悔するソル。

 

ヒョンジュがソル兄を追っていくと、ソル兄はイノシシのワナに引っかかって吊り下げられていた。

そんなソル兄にキスをするヒョンジュ。

 

酔っぱらって腰をかけているところから落ちそうになっているところを助けるソンジェ。

ソル「何で来たの?」

ソル「答えてよ」

ソンジェ「心配かけるなよ」

「どうして私についてくるのよ」と声を荒げるソル。

泣きながら「あなたに嫌な思いをさせたでしょ?なのに心配するの?バカなの?本当にバカなの?自分勝手になれと言ったでしょ?好きなだけ悪口を言って私のことなんか忘れてよ。だからバカみたいにあんなことに巻き込まれるの」

ソンジェ「あんなこと?」

ソル「ソンジェお願い…」嗚咽するソル

ソンジェ「俺が悪かったから…泣くな」

ソル「私に構わないで。心配もしないで。私が何をしても、この身に何が起きても私を放っておいて」

 

 

 

 

インヒョクの練習室

合宿から帰ってきたソンジェ。

ソンジェの作った曲でスーパースターKに出ないかと誘うインヒョク。

「あの曲を誰かに聴かせたか?」と聞くソンジェ。

「誰に聞かせるんだよ。俺だって数日前に聞いたばかりだぞ」

 

貯水池の事件現場付近を捜査するテソン父とチェ刑事。

怪しげな小屋をみつけたが火が出ていた。

その様子を伺うキムヨンス。

 

現場の小屋が火事になったことをソルに伝える。

捜査記録には火事のことは書かれてなかった。そこで証拠を見つけないといけないのに。

 

ソルの心の声「もしかして私の元に現れるの?もしソンジェに会ったら…」

慌てて家を出るソル。

そこにはソンジェの姿が。

確認したいことがあるというソンジェ。

ソンジェ「あの曲、どうして歌ってた?」

ソル「曲?」

ソンジェ「インヒョクにしか聴かせてないのに何で知ってたんだ?」

 

合宿所での回想

酔っぱらったソルを背負って歩いているソンジェ。

 

 

ソルは歌を口ずさんでいる。

 

ソナギ…

 

ソンジェ「その曲、どこで聴いた?」

ソル「今度こそ変えるわ。また戻る前に必ず」

ソンジェ「どこに行くんだ?」

ソル「未来…私の時間に…」

 

ソルの家の前

ソンジェ「どこに行くんだ?」

ソル「あ、それは…」

ソンジェ「お前の時間か?」

ソンジェ「お前…誰だ?」

ソンジェ「本当に未来から来たのか?」

 

 

エピローグ

ソンジェ「行こう。おぶってやるよ」

ソルの手をとっておぶろうとするが酔っぱらったソルは寝てしまっていた。

ソンジェ「おぶされってばー」

ソンジェが振り向いた瞬間、ソルの唇がソンジェの唇に…

ヨンソ大の都市伝説…

 

第10話に続く。

 

 

 

 

元の世界では亡くなってしまったソンジェだけど、今回は何とか命はとりとめているみたい。

転落と刃物による犯行…状況は変わってはいるものの、ソンジェの身に起こる不幸は変えることができなかった。

 

ところで、2008年の誘拐のときのことを警察に届けてなかったの?テソン父も現場にいたのに…。

助けられた瞬間に三十路ソルが現代に戻ってしまったので、キムヨンスに誘拐された記憶を持たない19歳ソルは通報してなかったということか…。

 

ソンジェの部屋の暗証番号、いつの間に教えてもらったの?

ソンジェの腕時計、ソンジェも探したけどみつからなかったってインヒョクが言ってたけど、ソルを助けたときに犯人ともみ合いになって飛んでいったのは見たけど、病室で手に持ってたように見えたあれは時計じゃなかったのかな?いろいろと謎は残ります。

 

あと、2009年の事件のときに、犯人が何かを落としたようだとソンジェが供述してるんだけど何を落としたのか今のところ触れられてないのが気になる。

もしかしたらソルが腕時計でタイムスリップできるように、キムヨンスもタイムスリップできるものを持っていて、そのときにそれを落としたとか?謎だらけだ。

 

それにしてもキムヨンス、警察が小屋を捜査しにくるタイミングであの場所にいる?

神出鬼没なのでSNSでは犯人もタイムリーパー―なのでは?と憶測が飛んでます。

 

ソルが未来から来た人間だということを、いつ、どのタイミングでソンジェが気付くんだろうと思ってたけど…

はぁ。すごいわ。天才だわ。自分がつくった、自分しか知らない曲をソルが歌ってた…ここでソンジェに気付かせる脚本、神ですか?鳥肌がたちました。

とはいえ、タイムスリップなんて非現実的なこと、このときのソンジェはまだ半信半疑なのでした。