「ソンジェ背負って走れ」第8話 あらすじネタバレ | えるぷりシアワセオリーXZ

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FTISLAND/THE BOYZ/韓流ドラマ

2022年6月

サングラスをかけた背の高い男が高級車から降りてきた。

スコップを手に。

「ちょっといいですか?」

 

野次馬たち「リュ・ソンジェじゃない?」

町が区画整理される前にソルとソンジェが埋めたタイムカプセルを回収しに来たのだ。

 

6か月後、2023年1月1日

ソルと約束した漢江の橋で待つソンジェ。

卵のような形をしたタイムカプセルを持ってソルと再会したときのためにリハーサルをしている。

そこへマネージャーから電話。記者から何の撮影かと問い合わせがあったらしい。

「1時間待たされたらすっぽかされたってことか?」とマネージャに聞くソンジェ。

「完全に忘れられてる、いつ約束したんですか?」と尋ねるマネージャーに15年前だと。

「ピュアなんですか?」と呆れるマネージャー。(ピュアです)

卵を抱えたソンジェの写真がSNSで拡散され始める。諦めて家に帰るソンジェ。

 

タイムカプセルの中身…そこには手紙が入っていた。

 

「また流れていく時間。それがプレゼントよ。本当に未来のあなたに届いてるかな。届くことを願いながらこの手紙を書いてるわ。もしこれを読んでるならこの言葉を伝えたいの。ソンジェありがとう。生きててくれて」

 

手紙と一緒に8時22分をさした四角い時計が入っていた。時計のねじをまわすとまた時計は音を立てて動き始めた。

ソンジェの心の声「また流れていく時間…」

 

(コンサート終了後の会場外に再び場面は戻る)

天気予報では晴れだと言っていたのに雪が降ってきた。

そして、あのときと同じように人混みで通行人の手に当たって落としたスマホが壊れてしまう。

ソルの心の声「あの日と同じだわ」

胸騒ぎがするソル。

そして、ソルの後ろに…

あの恐ろしいタクシー運転手がいたことをソルは気づいていない。

 

控室

ソルが贈った花に添えられたカードを何気なく手にとるソンジェ。

イム・ソル…

 

ソルが会いにきたことを知るソンジェ。

慌てて控室を飛び出すソンジェ。

 

ソンジェの回想

忘れないでね。離れ離れになっててもその日だけは会いに来て。

 

マネージャーが運転する車で漢江へ。

ソルを見つけたソンジェ。

 

黄色い傘をさしたソルの姿をみて想いがあふれる。

 

ソルに電話をかけるソンジェ

ソル「もしもし」

ソンジェ「俺だ」

ソルが振り返る。

驚くソル

 

ソンジェ「久しぶりだな」

ソル「うん。久しぶりね」

ソンジェ「なんでここに?車が故障したのか?」

ソル「ううん。あなたを待ってた」

ソンジェ「何で俺が来ると?」

ソル「そんな気がしたの」

ソンジェ「俺が気付かなったら?相変わらずだな」

ソンジェ「お茶でもするか?遅いか」

ソル「ううん。いいわ」

 

打ち上げにソンジェを連れていこうとするマネージャーが割って入る。

 

ソルは刑事の言葉を思い出す。

「(あなたは)ソンジェさんが最後に会った方なんです」

ソンジェをひとりで行かせられないと思ったソルは今夜はふたりきりで過ごしたいとソンジェを引き留める。

「どういう意味だ?」とソンジェ。

そのままの意味だと言うソルに「俺とお前と二人きり?」と聞き返すソンジェ。

だから行かないでというソルに「じゃあ一緒にいよう」そう言うとソンジェはソルの車に乗り込む。

状況がのみこめないマネージャー。

 

元の世界では鬱病や不眠症に苦しんでいたソンジェだが、元気そうな様子に安堵するソル。

 

車は高級ホテルに到着した。

ソル「今夜一緒にいようと言ったけど私が言ってる夜は熱い夜を過ごしたいわけじゃなくて…」

しかしソンジェが連れてきたのはホテルのラウンジだった。勘違いをしてしまってただただ恥ずかしいソル。

有名人のソンジェは人目につかない場所を選んだだけだった。

自分に会いにきた理由を尋ねるソンジェ。

噴水に突き落としたことを謝るソル。

それだけか?とソンジェ。タイムカプセル?

約束を覚えていたソンジェにびっくりするソル。

「もしかしてあの日、橋の上に行ったの?」と聞くソルに「いや。俺は忙しいんだ」と答えるソンジェ。

お前は行ったのかと聞かれ、行ってないというソル。

(タイムカプセルは)すごいものだと言ってたのに掘らないのか?とソンジェ。

「いいの。願いは叶ったから。こうして再会できたから。すごく嬉しい」

ソンジェ「もう平気なんだな。あのとき俺を避けてただろ」

ソル「あのとき?」

ソンジェ「いや。本当に映画関係の仕事に就いたんだな」

笑顔のソル。

 

SNSに打ち上げの様子をあげるインヒョク。

ソンジェがいないことに気付いたファンたちは騒ぎ出す。

女とホテルに行ったらしいと噂になっていた。

ソンジェのもとにインヒョクから電話が入り、ホテルに記者が張り込んでると言われる。

傘で身を隠してソルの車に乗せる。写真がなければ誰も信じないとソル。

今も昔も無鉄砲なのは変わらないと呆れるソンジェ。

 

 

 

そして夜遅いにもかかわらずソンジェの家に行くというソル。

マネージャーからソンジェと女性がソンジェの家に行ったと聞いたインヒョクは慌てる。

実はゲーム会社からもらったエロい景品をソンジェの家に置いてきたのだった。

ソルに見られないよう慌てて隠すソンジェ。

 

ソルの家の前

ソル母と祖母がソル兄の家に行こうと言いながら外に出てくる。

そこに一台の車が…。車から降りてきた男がソルの家のあたりを見上げている。

 

ソンジェの家

良い再会にしたかったのに家まで来ちゃったとため息をつくソルだが、今日はソンジェをひとりに出来ないと気持ちを奮い立たせる。

ソル母からの電話。水道管が破裂してソル兄の家にこれから行くという。

彼氏の家に泊まると話しているのを聞いてびっくりするソンジェ。ソンジェの心臓の鼓動が速くなる。

 

平静を装うソンジェ。どう時間を稼ごうかと考えているソル。

ソンジェの家のなかを見せてもらっていいかと聞き、とりとめのない会話を続けるソルだが空回りする。

何とか時間を稼いでソンジェと一緒にいなければ。ソンジェを守らなければ。

観葉植物のサボテンで指をケガしてしまう。「見せてみろ」とソルの手をとるソンジェ。

ソンジェに助けてもらったときのことを思い出すソル。

もう行こうというソンジェだが時間を稼ぎたいソルはラーメンを食べたいと言う。

「今夜は帰らないわ」というソルの言葉を思い出してドキドキするソンジェ。

 

インヒョクとマネージャー

ソルだけは絶対ダメだというインヒョク。

「助けてもらった恩も知らないで…。食事まで作ってやってるかも」

 

ソンジェの家

食事(ラーメン)…つくってあげてましたw

テーブルの上の薬を見つける。鬱病の薬ではなさそう。ビタミン、オメガスリー、ルテイン、栄養剤だとひとつずつ説明するソンジェ。薬と一緒に置いてある飴の瓶に目をやるソンジェ。

ソルが食べる様子を笑顔で見つめるソンジェ。

さすがに帰らされそうだと思ったソルは寝たふりをする。

ソンジェにはバレていた。

「本当に泊まるつもりか?」

 

ソルの家

管理員が不審な人物を見つけ声をかける。

ソルの家のあたりを見上げる男。

テソンだ!

 

ソンジェの家

ソルが帰りたがらないことを不審に思ったソンジェは、映画の契約のために粘ってるのかと聞く。

誤解する前に説明してほしいと。

ソル「あなたが…今夜…死ぬ気がして…」

ソンジェ「俺が死ぬと?」

ソル「今夜はそばにいないと安心できなくてひとりにしたら後悔する気がして家まで押しかけたの」

ソンジェの回想

ソル「悪い夢をみたの。あなたがケガをする現実みたいな夢だった。それが正夢になりそうで心配だったの」

 

ソンジェ「お前は昔も今も…今回は俺が死ぬ夢でも見たんだな」

ソルの心の声「口が裂けても言えない。あなたがこの世界を去ったあの悲しい夜を」

なんで俺が死ぬんだ、普段何を考えてたらそんな夢を見るんだというソンジェに、芸能人は精神的に辛いというから悪い選択をすることもある、あなたも噂されてるわ、鬱病とかパニック障害とか…というソルを遮るように、そんなものはない、デマを信じるなと言うソンジェ。

ソンジェ「でも何で俺を心配するんだ?今さら」

ソル「そうね…」

15年ぶりに会っていきなりそんなこと言われてもソンジェにとっては今さら…と思われるだろう。

ソルは諦めて帰ろうとしたがソンジェは「帰るな」と。

片付けようとしていたラーメンの汁をこぼしてしまった。

ソンジェが貸してくれた服に着替えるソル。

 

平静を装っていたソンジェだが、熱い夜…ソルの言葉を思い出し妄想が膨らむ。実は心臓が破裂しそうなほどドキドキしていたのだった。ソルが着替えている間落ち着かないソンジェ。

ソルが着替えている部屋に掘り起こしたタイムカプセルを置いていることを思い出す。

ソルが部屋を出ていったすきにタイムカプセルを隠そうとベッドのシーツをめくったところに忘れ物をしたソルが…。

ベッドの上にはインヒョクが置いていったエロい景品…。

こんな趣味があったのかと驚くソル。

俺のものじゃないと言い訳するソンジェだが、一人暮らしの男の家ならこれくらいあるわよと信じてもらえない。

シーツを引っ張っって押問答しているうちに、ベッドに倒れるソルとソンジェ。見つめ合う二人。

そこへやってきたインヒョク。かなり酔っぱらっている。

慌ててソルをクローゼットに隠すソンジェ。

 

女といた気がするというインヒョクに何とか誤魔化す。

インヒョク「まだソルのことを忘れら…」慌ててインヒョクの口を押えるソンジェ。

 

風呂に入るといって寝室を出たインヒョクだったが、これは何だと言ってソルとソンジェの証明写真を持ってくる。

インヒョク「ソルってそんなに可愛いか?俺には理解不能だ。周りの可愛い子たちに比べたら大したことないだろ。いつまで未練タラタラなんだ。酔ったときの記憶はないのか?」

クローゼットの中でふたりのやり取りを聞いているソル。

 

過去の回想シーン

酔うとソンジェは花を持ってソルとの思い出の場所に行っていたのだった。

そのたびにソンジェを迎えにきていたインヒョク。

 

 

「お前は産卵しに川に戻ってくる鮭なのか?酔うたびにソルの家に来て10年だぞ」

「初恋の未練で三十路を過ぎてもまともに恋愛できずに…」

一途なソンジェが哀れに思えて嘆くインヒョク。

ソルがクローゼットの中で聞いているというのに余計なことを言うインヒョクをそのまま抱きかかえてバスタブに投げ入れるソンジェ。

 

寝室に戻るとソルはタイムカプセルを手にしていた。

 

ソルを送るソンジェの車の中

事故後の回想

ソンジェ「最近どう?学校も休んで」

ソル「ありがとう。本当に感謝してるけど、あなたを見るとあの時のことを思い出して怖いの。だから会いたくない」

 

車内に流れる気まずい空気。

あの木はなくなってたんだけど…と、タイムカプセルのことを口にするソル。

その前に掘りに行ったとソンジェ。

ソル「もしかして…1月1日の夜…」

ソンジェ「行った。あの日、俺行ったんだ」

ソル「ソンジェ…」

 

ソルの家の前で車を停め、外に出るソンジェ。ソンジェに続くソル。

じゃあな…と立ち去ろうとするソンジェの背中ごしに「私も行ったの。あの日」とソル。

歩みをとめるソンジェ。

ソル「あなたに会いに」

振り返るソンジェ

ソル「着くのが遅れてすれ違いになったみたい」

ソンジェ「そうか」(平静を装う)

ソル「それとね。私も好きだったの。そのとき伝えられなくて。傷つけてごめん。今さら言っても遅いけどごめんね。でもどうにもできなかった。どうにもできなくて本当に苦しかった。いつかまた会えたら伝えたかったの。私も好きだったって。会いたかったって。心の底から会いたかった。ソンジェ。あなたに」

 

マンションの住民のドアを開ける音

ソル「はっ!見られちゃうわ。送ってくれてありがとう。行くね」

建物のなかに消えていくソル。

 

手が震えて部屋の暗証番号がうまく押せない。

部屋へ入りドアを閉めようとしたときに…ソンジェ

 

ソンジェ「つまり、あの時、俺と同じ気持ちだったのか?そうなのか?会いたかったんだろ?それで…今は?」

ソルにキスをしようとするソンジェ。一瞬ためらうソル。そしてソルのほうから…。

 

 

ソンジェの額の傷に気付くソル。

そこへインターホンの音。

タイミング悪く管理人が水道管の修理にきた。

 

帰っていくソンジェの車。

それを見送る怪しい男。あのタクシー運転手だった。

 

ソル兄が投資で失敗してヒョンジュから離婚されそうだと母から聞いたソルはヒョンジュに会いに行く。

もしあの時に戻れたら兄さんとは結婚しない?と聞くソルに結婚してなかったら運命は変わる。でもその人生のほうが幸せとは限らないわ。今日幸せだとしても明日何が起こるかわからない。先がわからないのが人生よ。生きてみないとわからない、私は過去に戻れたとしても運命を変えないわ。結婚しなければこの子たちに会えなかった」というヒョンジュ。

 

バス停

ソンジェの広告をみて幸せな気分になるソル。

ソンジェからの電話。

昨日寝てなかったから今日は疲れたでしょ?と言うソルに全然疲れていないと言うソンジェ。

ソンジェ「あの時計はどういう意味なんだ?」

ソル「あなたの時間が止まらずに流れていてほしくて」

ソンジェ「不思議だ。今まで止まってた時間が動き出した気がする」

夜に会う約束をする二人だが、「今から会いに行こうか?すべてを投げ出して今から会いに行くよ」というソンジェ。

 

ソンジェの家の駐車場

また白いフードのサセンペン

マネージャーによると昼間もインヒョクの部屋に侵入しようとしたらしい。

通報してホテルに行くというソンジェ。ソルに会いに行くんだと嬉しそうな表情。

 

仕事が終わって、車をソンジェの家に置いてきたことを思い出しソンジェの家に向かうソル。

そこでスマホの電源を切っていたことを思い出す。

ソンジェからの不在着信。

ソンジェに電話をかけるがソンジェは出ない。

 

駐車場から車を出そうとしたときに急停車した車が…。

ソルの記憶のなかにある鈴の音と男の顔がフラッシュバックする。

男がゆっくり近寄ってくる。

そのまま通り過ぎる男。タクシー運転手ではなかった。

 

ソルの電話に気付き折り返すソンジェ。

 

「轢いてません!」とジェスチャーをする男の目線の先には白いフードのサセンペンが倒れていた。

 

ソンジェが滞在するホテル

マネージャーから電話。「ヒョン、何号室ですか?」

部屋番号を答えようとしたところで部屋のチャイムが鳴る。

ソンジェ「知ってるなら何で聞いた?」

マネージャー「何の話ですか?」

ソンジェ「お前じゃないのか?」

 

サセンペンを捕まえたソル。

1か月前に家出したというその少女はなんと14歳だった。食事をごちそうし、これは犯罪だと説教をする。

そのとき、食堂のテレビから驚くべきニュースが。

リュ・ソンジェが襲われた!驚くソル。

 

テレビのニュース

血を流した状態で発見された被害者は病院に搬送され緊急手術を受けている、現場に残された凶器の指紋から容疑者は2009年殺人罪で服役し数日前に出所したキム氏と見られる。

 

テレビに映しだされた容疑者の顔をみて驚くソル。

あの男だ!

ソル「どうして?ソンジェを?」

 

手術室のソンジェ

 

 第9話へ続く。

 

第7話ラストの橋の上のシーンがソルから見た描写なのに対して、この回の序盤の橋の上のシーンはソンジェから見た描写になってるのがもうホント秀逸!

時差でふたりの心情を描く…。

このドラマは随所でこの手法が見られます。視聴者にとってはとてもわかりづらいんだけど、ふたりの縮まりそうで縮まらない距離感をうまく表現してると思う。

 

テソン登場!

2023年の世界では初めてじゃない?ソルのことをずっと見守ってたのか。

 

ソンジェの寝室でのインヒョクの会話。チャレッソ!インヒョク!もどかしい二人の関係をぐっと近づけてくれました。いい仕事してくれた!

15年間初恋を貫いてきたソンジェなのでソルの本当の気持ちを聞いてどれだけ嬉しかったことか。

ぽっぽシーン、結構ねっとりいってますw

しかしその後の笑顔はやっぱり爽やか♡


ソルはソンジェが亡くなった原因は鬱病と不眠症によるものだと思っていたし、まさかソンジェがあのタクシー運転手に狙われるとは思ってもいなかったのでニュースをみてビックリしました。

そして、ソンジェが襲われた原因(元の世界で死亡した原因)が自分にあったことにショックを受けます。