過去の映像~川へ落ちたソル。
誰かが助けに来る。
病室で泣き叫ぶソル。
「どうして助けたのよ。死なせればいいのに。何でこんな目に遭わせるの?」
ソルの悲痛な叫びを病室の外で聞くソンジェ。
場面は変わって2022年の大晦日、あの橋の上で車いすに乗ったまま途方にくれているソルに傘を差し出すソンジェ。
ソンジェの心の声「全然変わってないな」
実はあのときのソンジェはソルのことを覚えていたのだった。
しかし何事もなかったように「どうされましたか?車いすが故障を?」と尋ねるソンジェ。
ソルの返答でソルが記憶を失っていることに気付く。
ソル「すべてに感謝しているんです。(ソンジェが)この世界に存在してくれて。」
ソンジェの心の声「俺も。俺も同じだよ。ソル…」
飴の入った瓶を手渡すソル。
荷物の誤配のときに飴をくれたときのことを思い出すソンジェ。
ソルの新しい住居の前で佇むソンジェ。
ソルがいる場所をマンションの外廊下の電気がひとつひとつ照らしていくことでソルの存在を感じられるソンジェ。
ソルが部屋に入ったのを確認してホテルに戻る。
ホテルの部屋
テーブルの上にはソルから貰った飴の瓶。(ソルがタイムスリップする前の出来事なのでソルと一緒に写った写真はまだない)
部屋のチャイムが鳴る。
(ここからは2回目のタイムスリップ後の話になります)←時代があちこち変わってややこしい。
何かにびっくりして飛び起きるソル。病院のベッドの上。倒れていたところを運び込まれたらしい。
いま何年かと看護師に聞くと2023年だという。ソンジェが亡くなったのは2023年の元旦になった瞬間。
ソンジェが運びこまれたのと同じ韓国大病院だと気づいたソルはソンジェのもとへ向かう。
病院の廊下で泣き崩れるソンジェ父。
関係者以外は立ち入り禁止だと注意され立ち去ろうとするソルを目で追うインヒョク。
病院の片隅でひとり涙するソルを呼び止める刑事。
遺品のなかにあったと、ソンジェとソルが一緒に写った証明写真を見せる。
この写真を見てタイムスリップが夢じゃなかったことを知るソル。
インヒョクがソルに気付き、警察に話したらしい。
ソルが最後にあった人物だと警察から聞かされる。
未来を変えられたことを確信したソル。
また過去に、ソンジェが生きている世界に戻らないと…。
タイムスリップしたあの川へ戻って腕時計のスイッチを押すが何も変わらない。
何度押しても変わらない。
ソンジェは鬱病と不眠症による自殺だとニュースで報じられている。
証明写真のうち残りの2枚はソルが持っている。
あの橋の上で自分がソンジェのことを覚えてさえいたらソンジェを死なせることはなかったのに…と涙するソル。
そこへインヒョクからの電話。
昨日のソンジェの様子を尋ねるインヒョク。ソンジェの苦悩を知らなかったと後悔している。
インヒョク「知らなかったのか?あいつがどれほどお前に罪悪感があったのか。思い出してほしい。」
インヒョクの言葉の意味を理解できないソル。
すると12時ちょうどに腕時計が光った。
12時ちょうどに腕時計が光るってことは…?
もしかして…。腕時計のスイッチを押すソル。
2回目の過去へのタイムリープ
霊に取りつかれたせいで記憶が消えたと大騒ぎしていたからと祈祷師を呼んでソル母と祖母がソルのお祓いをしている最中だった。
自宅の屋上から下を見下ろすとソンジェが歩いている。
生きているソンジェを見て嬉しいソルだが、ソンジェの態度はぎこちない。
回想
「話がある」とソルに言うが「彼氏がいるから口説かないで」と冷たいソル。
あげくのはてに変態と言われてしまう。
このときのソンジェとのやりとりを思い出すソル。(19歳ソルの記憶がまったくないわけではなく、何かある度に思い出すみたい)
無視して家のなかに入るソンジェを見送るしかない。
自分が現代に戻っている間の19歳ソルが何をやらかしたのか思い出せない。
あれから10日経っているようだ。
腕時計に表示された数字は時間じゃなくて過去に戻れる回数だと悟ったソル。
だとすれば残された機会はあと1回だけ。
前回は2か月近く過去にいられたようだ。
ソンジェと一緒に写った証明写真を手にして…。
未来は変えられる!
未来を変えるために何でもしなきゃ。
翌日
ソンジェに肩をリハビリするための健康器具をすすめる。
ソルに一度ふられたソンジェなのでそっけない。
「あの子は19歳で何も知らなかったの。私は2023年から来たソル。腕時計はタイムマシンで、あなたの時計が私の魂を過去に戻したの」と言うソルだが当然ソンジェには頭がおかしいやつだとしか思ってもらえない。
ソンジェを追いかけようとして転んでしまう。思わず助けに行こうとするソンジェだったが、そこにテソンが現れる。
いまの世界ではソルとテソンは恋人同士。テソンはソルの肩を抱き、ふたりその場を離れる。
自分の携帯をみると、テソンにおバカなラブラブメールを送っていたことを知る。
急につれなくなったソルの異変に気付くテソン。目の中のハートが消えたと。
ソルの手を自分の胸にあてて、ここにお前がいるというテソンに、この交際に私は反対だと言い切る。
バンドの練習室にいるソル。
そこへやってきたインヒョク。
テソンに用があるのか?と尋ねるインヒョクに「私に話すことが出来たらすぐに言って。遠い未来のことよ。2023年に私に話したいことがあったらその時は迷わず電話して。」と言うソル。
あの時…韓国大の病院でソルを見かけたあと電話してきたインヒョクが何を言いたかったのか、どうしても知りたいソル。
そしてソンジェをオーディションに連れていくなと釘をさす。ソンジェが歌手にならなければ死を防げると信じているから。
「ソンジェをオーディションに連れていけば、ソンジェは受かってあなたは落ちるわ。業界人は石ころより隠れた原石を見つけたいの。」
ソルの言葉になぜか納得してしまうインヒョクだが、俺は石ころかと怒る。
「とにかく大切な友達を守りたければこの言葉を覚えておいて。」と言い残して去るソル。
水着泥棒の水泳部員がソンジェに絡んでいる。母親のことを持ち出され怒りのあまり詰め寄るソンジェ。他の仲間たちが止めに入ろうとするが更に煽られ掴みかかろうとした瞬間、ソルの頭突き炸裂で相手を倒す。
煙草の濡れ衣を着せられたときの教師に見つかってその場を急いで立ち去るソルだが今度はガヒョンに絡まれる。そこへ現れたのは未来のソンジェが所属する芸能事務所のキム社長。ソルが後を追って行くと社長から名刺を渡されているソンジェとインヒョク。
ソンジェ父から、ソンジェは着替えてリハビリに行ったと聞いたソルは、貰った名刺を制服のポケットに入れていたことを思い出し、ソンジェの家に上がり込み名刺を奪おうと画策する。
なんとかソンジェの家に不法侵入することに成功したが、ソンジェ父に見つかりそうになり咄嗟にイビョンホンやヒョンビンの結婚の話を大声で叫んで時間を止める。未来の話をすると時間が止まることを利用したのだ。
プールサイドで酔っぱらったソルの言葉を思い返すソンジェ。そばにいてあげると言ってたのに…。
ころころ変わるソルの態度に混乱するソンジェ。「いい加減にしろ」
帰宅したソンジェ。自分の部屋に戻るとそこにはベッドの下で寝ているソルの姿が…。わけがわからず動揺するソンジェ。
起きろといっても起きないソル。汗をかいていることに気づき「暑いのか」と黙って扇風機をまわしてあげる優しいソンジェ。
ソルの寝顔をみて思わず微笑んでしまう。
ソルの手と自分の手を合わせ…しかし我にかえって離れるソンジェ。
ソンジェが蚊をとろうとした瞬間に目を覚ますソル。
テソンとテソンの友達の会話。
今日からまた彼女が可愛くなったと話すテソン。
どうやらテソンは19歳のソルではなく未来から来たソルのことを本当に好きになったみたい。
再びソンジェの部屋。
寝ていたのではなく、ソンジェ父に見つかりそうになって隠れていたベッドの下から出ようとして棚の上から落ちてきた本で頭を打って気を失ってそのまま寝ていたのだと言い訳をする。
なぜかあなたの前だと醜態ばかり見せてしまうので今までのことはすべて忘れてほしいと言うソルだが、プールサイドでのことも忘れられるのかと声を荒げるソンジェ。
告白されたこと、キスを交わしたことは記憶にないソルだが、酔ってプールに行ったことはかすかに記憶に残っており、あれからずっと怒っていたのかとビックリする。「お前は何とも思ってなくても俺は違うんだ」と怒るソンジェ。
ソンジェにとっては初恋の人と心が通じ合った日のことだから怒って当然だった。
酔っぱらっていて何も思い出せないという事実を初めて知ったソンジェ。
「この本は眠れないときに読んで」と本を渡すソル。
「俺の人生が心配なのか?」と聞き返すソンジェに「誰にでもそんな瞬間が訪れる。必ず。世界に見放されたと思う瞬間が。」
ソルの回想
事故後の病院のベッドの上。
ECLIPSEのソンジェから電話がかかってきたときのことを思いだすソル。
ソンジェの声「ありがとう。生きててくれて。」
再びソンジェの部屋。
あのときのソンジェの言葉を思い返しながらソンジェに語りかけるソル。
「いい天気だから今日を生きてほしい。雨の日は雨が止むのを待って生きてほしい」
回想
ソンジェの声「そうすればいつか、人生が楽しくなる日が来るかも…」
事故で自暴自棄になっていたソルはこのときのソンジェの言葉で生きる希望を見つけたのだ。
ソルの心の声「だからソンジェ。死にたくなっても1日でいいから耐えて。そうすれば未来のあなたを救えるわ。」
「またあなたと仲良くしたい、嫌なら数か月だけでも一緒にいさせて」というソルに、俺の気持ちも知らないでと呆れるソンジェ。
そこへまた飛んできた蚊をとろうとした瞬間、ソンジェに腕をつかまれ…。
この状態に我慢できなくなったソンジェ。(おそらく男として)
ソルをシーツにくるんで抱えて父にばれないようにして家に送り届ける。
「どうやって仲良くするんだ。男女の友情なんかないだろ。お前に挫折や絶望を見透かされたようでバツが悪いから放っといてくれ」というソンジェに、「慰めることしかできないのにどうすればいいの?」と返すソル。
「無理に俺と仲良くなろうとせずにもう帰れ」と突き放すソンジェ。
家から抱えて出てきたのでソルが靴を履いていないことに気付いたソンジェは自分の履いていたサンダルを脱いでソルに履けという。ソルの家の前なのにどこまでも優しいソンジェ。
自分の部屋に戻り、ソンジェの言葉を思い返して号泣するソル。
ヒョンジュはトイレを失敗したときにソル兄に助けてもらったことからソル兄のことを意識するようになる。
テソンは母からのメールを受け取る。今年の誕生日も韓国に戻れず祝ってやれないと。テソンの母親は外国にいるみたい。
ソルと待ち合わせをしていたテソン。ソルは幼い自分と大人の自分がいる。二重人格のようなものだと。それをちゃんと理解しているテソンだが、今日は俺の19歳の誕生日だから誘ってくれたのだと思ったと話す。
ここで慌てるソル。
自分の知らないところで19歳のソルが彼氏の誕生日祝いのサプライズを計画していると察するが時すでに遅し。
ソルが用意した恥ずかしいサプライズが始まる。
19歳の自分のおバカさに絶望するソル。ソルからのイベント、そして大きなぬいぐるみのプレゼントにテソンはまんざらでもない様子。
ソルの別れ話を誕生日のサプライズだと勘違いしている。
わかめスープどころか忙しい父親は自分の誕生日すら忘れてるというテソンのことを不憫に思ったソルは一緒にわかめスープを食べに行く。純粋な私が戻ってきたら優しくしてあげてねとお願いするソル。
そこでテソンからインヒョクがオーディションに行ったことを聞かされる。ソンジェも行ったのではないかと考えたソルは急いでインヒョクに会いに行く。しかし、ソンジェはオーディションには行っていなかったことを知って安堵する。
ソンジェ父の店
店の手伝いをしているソンジェにインヒョクから電話がかかる。
ソルがインヒョクに会いにきたこと。階段から落ちたことを話すと店をほったらかして外に出るソンジェ。
バスに乗っているソル。寝過ごしてしまい慌てて降車ボタンを押す。
降りたところはチュヤン貯水池。
人通りのない場所、夜の貯水池のバス停で途方にくれるソル。
そこに一台のタクシーが近づく。キーホルダーの鈴の音。
偶然通りかかった酔っ払いの老人を見てタクシーは進路を変える。
ソルに絡む老人。怖くなって逃げるソル。追いかけてくる老人。悪い人ではないようだが酔っぱらっていてたちが悪い。
別のタクシーに乗ったソンジェがソルを見つけソルを助けようと走ってくる。
そのときソルの別の記憶が…。
ソルの名を呼びながら走ってくるソンジェ。(ここにいるソンジェとソルの記憶の中のソンジェの服が違います)
この記憶はなに?
老人ともみあっているうちに川へ落ちてしまうソル。助けようと飛び込むソンジェ。
水のなかで薄れゆく意識の中でソンジェが自分に向かって泳いでくる姿を見る。
ソルの回想
「事故の時、助けてくれた人の名前って憶えてる?」2022年の現代でソルがソル母に言ったこと。
ソンジェだったんだ!
ソンジェに助けられて川岸にたどりついた二人。
「大丈夫か?心配させて」
回想
ガラスの割れる音。
ソル「帰って!どうして助けたのよ!死なせればいいのに何でこんな目に遭わせるの?」
それはソンジェに向けられた言葉だった。
「私が失ったものは記憶なの?それとも…あなた?」
ソンジェの腕のなかで声をあげて泣くソル。
優しく包み込むソンジェ。
ECLIPSEがラジオ番組に出演している場面。
病室のソルに電話をかけたのはソンジェの意思だった。
ソンジェ「僕はリュ・ソンジェです。僕をご存じで?」
ソル「知りませんが」
第5話へ続く。
橋の上でソルが記憶を失っていることに気付いたときのソンジェが切ない。
第1話ではソル側からの描写だったのがこの回ではソンジェ側からの描写になっている神脚本に鳥肌です。
ソンジェがこの世に存在してくれていることに感謝しているというソルに「俺も同じだよ…ソル…」とソンジェに言わせるの(心の声ですが)最高すぎる!
このとき迎えに来たヒョンジュはソンジェを見ても普通に芸能人に会った程度の反応なのが不思議なんだけど。
ソンジェとソルが高校時代に交流があったことを知らないってことなのか。
2022年の現代では、ソンジェが高校生のときに一方的にソルのことを知って片思いしてて、足が不自由になった事故のときにソンジェが助けたこともソルは記憶にないようなので、このときのシチュエーションが成り立つのか。
あくまでもソルとソンジェの高校時代のいろいろなエピソードは、ソルがタイムスリップしたことによって起きたことだとすれば納得がいきます。
第4話は主に2回目のタイムスリップのときの話だけど、ラストの解釈が難しい。
貯水池に落ちたときに薄れゆく意識のなかでソルはたしかに自分に向かって泳いでくるソンジェの姿を見てる。そのときにソル母に「助けてくれた人の名前覚えてる?」と聞いたときの描写があったけど、歩けなくなった事故はこのときのことではなさそうだし。とにかくソルが危ない目にあったときはいつもソンジェが助けてくれたってことなのよね。
しかしタクシー運転手が不気味すぎる。