今日の一言 7 G1 2024開幕! | 俺ってデビルマン!?

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知ってる人は知ってるし、知らない人はまったく知らない…私、元・週刊ゴングの鈴木淳雄と申します。かつて所属していたプロレス業界に限らずに、今現在の私をありのままに記していきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。

☆ボルチン・オレッグ、いいねぇ~。とにかくナチュラルな強さを感じる。まだプロレスラーとしての実力を総合的に見れば、不細工さやアラの目立つ半人前だけど、それを補って余りある素材の良さをビンビン感じる。特にブロック・レスナーばりのF5(解説者は違う名前で呼んでたけど)は実に圧巻!最後のカミカゼより何倍も説得力があった。何か昔のロシア軍団、サルマン・ハシミコフと同じ匂いを感じるね。このまま一気に突っ走ってほしい逸材です。


☆海野翔太は体調悪そう。腰の負傷で欠場していたらしいけど、明らかにまだ悪いでしょ?将来のある身なんだから、 ここは無理をせずに欠場を続けた方がいいんじゃないかな? 取り返しのつかない深刻な状態にもなりかねない。休むことは勇気のいることだけど、身体が資本のプロレスラーにとって、絶対に必要なことだと思う。


☆Oカーンvs ザックは素晴らしい攻防をしているのに、何でそれを場外でやる必要があるの? そりゃあ間近で攻防が見られればお客さんは喜ぶかも知れないけど、リング上で闘うことこそがプロレスラーの本領。インディー・プロレスに侵された現代プロレスの、悪い特徴の典型だと思う。変な話、リング上でたった数分で試合が終わったとしても、その攻防に説得力があればお客さんは素直に喜ぶよ。両選手とも真の実力者だと思うからこそ、間違った方向にいってほしくないな、と改めて思った。


☆ジェイクvsSANADA、云わずと知れた全日本出身者同士の対戦。5分足らずのあっという間の決着で物足りなさは残ったけど、to be continued ということで、ま、とりあえずはこんなもんで、といった感じ。それにしてもこの両者の対戦、日本武道館のメインで三冠戦、という大舞台で見たかったなぁ~、今ではもう夢物語だけれどね。


☆似たようなことをやっていても、ゲイブは支持され、EVILは批難される。面白い現象が起こったBULLET CLUB別流派対決。個人的には興味のないどうでもいい試合だったけど、確かにゲイブのファイトには柴田勝頼から学んだ新日本魂の本流を、そのファイトの節々で感じるんだよな。第三者の介入があるかないかだけでなく、この日の観客の反応も素直に頷けます。


☆確かにTAKESHITAの素材は、本当に超一級品だと思う。日本人離れした体格、その身体能力、DDTを一切認めない私からしても、そこは認めざるを得ない。でもやっぱり、しっかりと基礎を固めてきていない人間のやるプロレスは、ちょっと違うんだよな。それがメジャーとインディーの差。そこは飯伏幸太と相通じる部分がある。見た目が新鮮なうちはいいけど、その時間が長くなるにつれて必ずボロが出てくると思う。飯伏がそうであったようにね。


☆新日本ファンには申し訳ないけど、やっぱり内藤哲也の全盛期はとうに終わっているな、と思う。それでもアントニオ猪木がそうであったように、全盛期を越えても培ってきたキャリアでトップ戦線を張ることはできる。オカダカズチカがトンズラした今の新日本マットで、内藤が担っているものは相当重いものなんだ、と改めて感じた。でもそれは時代の転換期にきていることの何よりの証。内藤が安心してトップ戦線から撤退できる状況を、新世代勢が1日も早く作り出さなければいけない。それがこの団体の偽らざる現状だと。


☆この日から開幕した今年のG1。私の興味は誰が優勝するかよりも、誰と誰の優勝戦になるか、の1点絞り。最近の流れからいけば現世代vs新世代の世代闘争となるのが自然な形なんだろうけど、それじゃあダメだ。今の新日本の状況を考えれば、新世代同士の優勝戦で万人を納得させる結果を出してこそ、ここから再浮上を果たすための真の出発点になると思う。正直、今の新日本は時代の流れに乗り遅れている。それを認められないようでは、このところのジリ貧傾向に拍車をかけるだけだよ。



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