LIMIT BREAK に思うこと | 俺ってデビルマン!?

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知ってる人は知ってるし、知らない人はまったく知らない…私、元・週刊ゴングの鈴木淳雄と申します。かつて所属していたプロレス業界に限らずに、今現在の私をありのままに記していきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。


 斎藤さんが引退かぁ~。彰俊さんと初めて会ったのは、名古屋でやった青柳館長率いる誠心会館の初めての自主興行だったかな? 1991年? もう30年以上前になるんだな。

 それから数ヶ月後のW☆ING旗揚げ会見から接するようになり、やがて斎藤さんが新日本に戦場を移すと縁遠くなってしまったけど、NOAHでまさかの再会。振り返れば色々あったよな~。

 まだ正式な引退日は発表になっていないけど、何か感慨深いものが込み上げてくる。木村浩一郎、徳田光輝との格闘三兄弟なんて、もう誰も知らないんだろうなぁ~。

 とにかく斎藤さんには、最後までリング上で熱く燃え上がってほしい。色々あったからこそ、この結論にたどり着くまでにも様々な思いが駆け巡ってきたんだろうなぁ、と安易に想像がつく。だから団体側には、斎藤さんにリングで心置きなく完全燃焼できる最高の舞台を、引退の花道に用意してあげてほしいね!

 で、今回の横浜大会のメインは潮崎豪、藤田和之組 vs 斎藤彰俊、石川修司組。ZERO1の最高峰である世界ヘビー級王座を巡って繰り広げられた潮崎と斎藤の闘いに、他団体のヘビー級戦線で一時代を築いてきた藤田と石川が加わって、文字通り壮絶で激しいバトルとなる⁉ といったところなんだろうけど…、何か盛上りに欠けるよな~。

 毎回思うことだけど、TEAM NOAH の自主興行『LIMIT BREAK』のカードって、何か焦点がボヤけているというか、テーマがごちゃまぜというか、もっと何が一番のウリなのか、明確に打ち出した方がいいんじゃないかな⁉

 潮崎と藤田のタッグ、潮崎と石川の闘い、斎藤と石川のタッグ、それはそれで目玉になるべき闘いなんだろうけど、そこに行き着くまでの過程がなさ過ぎるというか、突発的で気持ちの盛り上がりに欠ける。別にカード自体は悪くないんだけど、単発興行とはいえ、何かしらのサイドストーリーがほしいところ。

 それ以外のカードも、何か知らない選手が集まって試合してるな、ぐらいの感想しかない。可もなく不可もなし。潮崎が最初に言ってた「ノアらしさ」って、この興行でちゃんと体現されているのかな? 

 …ところで谷口周平って何してるの? 組むにしろ闘うにしろ、本来、このリングで潮崎と一番絡まなきゃいけない人間って、谷口なんじゃない? 本戦・ノアの方はスリムな選手がお好みで、昔ながらのバリバリなヘビー級はお嫌いみたいだから、彼はこっちのリングでこそ本領発揮できるんじゃない⁉

 年齢キャリアは関係なく、北宮とか稲葉とか、大原や宮脇とか、本戦で燻っている選手は皆、積極的にこっちに出てくればいいのに。TEAM NOAHに期待しているファンの人たちも、きっとそれを望んでいると思う。

 よく分からない選手たちを集めてよく分からない試合するよりも、ノアの選手が出てこそのノアらしさでしょ? TEAM NOAHじゃないからとか、そんなことはどうでもいい。プロレスラーだったら、自分がより輝きを増せるリングを選択するべき。それが本戦だろうと『LIMIT BREAK』だろうと、そんなことはどうでもいいんじゃない⁉ 

 せっかくやってるんだから、どうすればもっともっと盛り上がる闘いを提供できるかを真剣に考えるべき。ファンが望む闘いを提供してこそのプロ興行でしょ⁉




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