いや~、なんだろうなぁ~。何がしたいのか、何が言いたいのか、サッパリ分からない。
前半はまだ良かったんだけど、後半はもう完全に意味不明。結局、『霊媒師を通した先人のアドバイス通りにしたら、すべてが上手くいきだした』って言いたかった、ってこと?
何か昔、雑誌の広告によくあった『このペンダントをつけたら宝くじは当たるは、競馬で万馬券は当たるはで、人生すべて上手くいく!』っていうアレを思い出した。こんなの真に受けて、「いいぞ福田社長!もっと頑張れ!」っていう人いる?
ま、中にはそういう人もいるのかも知れないけど、少なくとも『闘魂』をウリにしている間は、馬場さんを公に持ち出すのは一切止めてほしい。別に個人的に霊媒師に相談するのは福田社長の勝手だけど、ファンはこれを読んで『馬場さんが認めたのなら仕方がない』なんて絶対に言わないと思うよ。
そもそも馬場さんが生きていたら、例えどんな時代になったとしても、『闘魂スタイルの三冠王者』なんて、絶対に認めないと思う。また馬場さん以上にそれを猛反対する人がそのすぐ傍にいたしね。そんなこと、馬場夫妻と直接関わってきた人なら、皆がそう思っているはず。
そうだ、どうせ霊媒師に頼むなら、ぜひ次は馬場元子さんに降りてきてもらってください。それでも今の福田社長の行動を肯定するようなら、その霊媒師さんは信用できないと思いますよ。ま、本当にその霊媒師さんが存在するのかも疑問ですが…。
何かいいようにまとめあげてますけど、核心部分は誤魔化しているようにしか見えない。とにかく、ファンの側からすれば何をどう言い訳しようとリング上がすべて。全日本プロレスの会場が『明るく楽しく激しい』プロレスを満喫できる場になっていてくれれば、誰も文句は言わないと思う。
肝心なことは老若男女、誰でもプロレスを楽しめて、笑顔で会場を後にできる環境作り。それが本当の全日本プロレスだと思うから。時代が変わって色々と新しいことを試すのはいいことだと思う。でも譲れない部分は譲れないし、守るべきものは守っていってほしい。
それが全日本プロレスを名乗る者の宿命だと思う。
三沢はなぜ全日本で革命を起こしたのか!?
なぜNOAHを設立するに至ったのか!?
この本にその答えが載っている。