私の独り言…最近のプロレスを見ていて 19 | 俺ってデビルマン!?

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知ってる人は知ってるし、知らない人はまったく知らない…私、元・週刊ゴングの鈴木淳雄と申します。かつて所属していたプロレス業界に限らずに、今現在の私をありのままに記していきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。

 最近、新日本プロレス中継を見ていて、微妙にツボっていることがある。それはミラノとタイチがやたらと全日本ネタを織り込んでくることだ。


 これまで試合においても、タイチが師匠・川田譲りのジャンピング・ハイキックやデンジャラス・バックドロップを使っていたことは皆さんも御存知だと思われるが、最近では『オレガタウエ!』(バックドロップの体勢で抱え上げてから喉輪落としに移行する)や、パトリオットボム(リバース・スープレックスの体勢から後方ではなく、前方に叩きつけていく)まで披露。かつての全日本ファンには何ともたまらない場面を見せている。


 何よりタイチがこれらの技を出して、すぐさまミラノが解説するところがツボに嵌まった要因。オレガタウエはともかく、パトリオットボムなどはそんなに有名になった技ではない。それなのに直後に技名を語ってみせるとは、ミラノはどれほどの四天王プロレスマニア? 全日本通なのだろう?


 そして先日の大阪大会では、タイチが欠場していてTV解説を務めたこともあり、ミラノと名人芸に出てくる漫才師ばりの文字通り絶妙な掛け合いをしてみせた。


 IWGPジュニア二冠王だったロビー・イーグルスをかつて全日本で活躍していたマスクマンのジ・イーグルと間違え(明らかに確信犯)、「それは全日本に来ていたジ・イーグルだろ!? 」とミラノがツッコめば、「その中身だろ?」とタイチはあくまでボケ通し。「身長が全然違うよ!」というオチをつけるも、ボケる方もそこに気づく方もスゴすぎる。


 全日本ネタ以外にも「やるな、高木ブー」、「鷹木信悟な」。と、とにかく間髪入れずにボケとツッコミを繰り返す。


 しかし、かつての全日本ファンにはウケること必至だが、これを新日本の中継でやっていていいのだろうか? 老婆心ながら心配になってしまう。


 そもそも、新日本ファンの人にこのネタは理解できるのだろうか? 受け入れられるのだろうか? 別に私は個人的に面白いので大歓迎だが、純粋な新日本ファンの気持ちを思えば、正直、微妙なところだ。


 最近は外様選手の活躍が目覚ましい新日本マットだが、リング上だけでなく、それ以外でも何でもアリということなのだろうか?


 とにかく、『面白ければいい』という姿勢は新日本プロレスにとって、昔からあったことではあるが…。


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