愛すべき怪物レスラーたち⑫クラッシャー・バンバン・ビガロ | 俺ってデビルマン!?

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知ってる人は知ってるし、知らない人はまったく知らない…私、元・週刊ゴングの鈴木淳雄と申します。かつて所属していたプロレス業界に限らずに、今現在の私をありのままに記していきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。



191cm、170kg
1961年9月1日生~2007年11月9日没

プロレスラー養成所であるモンスター・ファクトリーでプロレスを学び、1985年12月にデビュー。テキサス、ダラスなどで活躍し、1987年1月に新日本に初来日。猪木の首を狙う新怪物として期待されたが、外国人エースの座を掴むには至らず。むしろベイダーのパートナーや大物新人の対戦相手に起用されることが多く、WWF参戦時もホーガンのパートナーに抜擢されるなど、名バイプレーヤーとしての活躍を果たしていた。だがECWなどインディー団体では主役級の扱いであったことから、時代を代表する大物レスラーの一人であったことは言うまでもない。

 その巨体、毒々しい刺青、そして派手派手なコスチュームと、見た目は言うまでもなく、どこからどう見ても怪物レスラーの代表的存在。

 しかしその風貌とは裏腹に、実際のファイトは身軽さと巧さが際立っており、どうしても怪物レスラーとしての重みや凄みが物足りない。

 選手や関係者などからの評価は高いが、ファンなど見る側からすればイマイチ物足りないタイプの選手といえよう。

 正直な話、今回もここで紹介するのは止めようと思っていたほどだ。とにかく、怪物レスラーにとって必要不可欠なのは強さと凄み、ビガロにそれがない訳ではないが、それよりも器用さが先にたってしまうため、怪物というイメージにはなりにくい。

 そのため、トップレスラーにはなれても、そこのエースにはなれなかった要因だといえる。人を惹き付ける圧倒的な魅力、エースに必要なその要素が、このビガロには欠けていたのである。

 ただその実力は間違いなく一級品。それは何ら疑う余地のないものである。例えば新日本マットでも北尾やハシミコフなどのロシア勢相手として多用されるなど、団体サイドの信頼は厚く、重要なポジションを任されていた。

 見た目とまったく真逆な実力者。その名前やインパクト、風貌やキャラクターなど、彼を支持して愛するファンは未だに多い。そういう意味では、ビガロもまた、変種の怪物レスラーだったのかも知れない。

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