前回「おいしいお茶はいかが?」のを書いたあと、私も今年のお茶を

注文しました。

すぐに届いた嬉しさと、6/30に「ある資格の二次試験」を受ける直前の緊張

から、強力な癒しを求めて、早速頂くことにしました(笑)。

 

<2024年のつゆひかり>

去年の記憶から、今年はまずどうしても「つゆひかり」の方から味わいた

かったため、こちらの封を切りました。お茶っ葉をしげしげと見つめたあと、

去年と同じように、十分に冷ました低め温度のお湯で淹れました。

飲む前に深呼吸をして、胸の奥深くまで入れて、まずは香りを楽しみます。

 

「あら、今年は訴えてくる香りがまろやかだわ。去年は、もう少し香りが

ツンと立っていたような気が・・。」でも、それは私の気のせいかいもしれ

ません。

とにかくは頂いてみましょう。ごっくん、ごくごく(←おいしいだめ、ひと

口では止まらない。ごくごく飲んでしまう笑い泣き。)

「ふむ、飲んでみても、味も確かに去年よりまろやかで、横に広がるような

優しく甘い味わいがあります。去年の、ちょっと気取った箱入り姫風の気高い

香りもよいけれど、今年の謙虚な平たい香りの訴え方もいいわ~。どっちが

いいってわけでもなく、どっちもいいわぁ~ピンクハート。この香りの伝わり方が、

『つゆひかり』独特のものよのぉ。」

 

この感想、そのまま森さんにぶつけてみました。生産者さんご本人がどう

感じておられるか、またそれと私の感覚を比べてみたいと思ったからです。

そうしたら驚くことに、森久功(ながのり)さんご本人も同じように感じて

おられたのでした。

電話でお話すると、森さんはこの違いが何から生まれたのか、仕切りに考え、

分析しておられる最中でした。茶の葉に被せるお手製の竹のトンネルの高さ

が、数十センチ違うだけでも、こうした違いが出てくるようです。他にも

企業秘密になりますので、ここに詳しくは書きませんが、微妙な環境・条件

の違いが茶の葉の香りに影響を及ぼします。今年の味を噛みしめながら、

森さんはまた来年の、茶の葉作りへの創意工夫を始めておられます。

茶の葉作りは自然相手の、本当に終わりのない試行錯誤の連続なんだなぁ、

と電話のお声を聞いていて実感。こうした話を直接聞けるだけでも、お茶を

頂く有り難みが何倍にも膨れ上がります。

 

さて、昨年伺っていた茶殻の楽しみ方のうち、「鰹節と醤油などをかけて

お浸しにするか、ご飯に混ぜて醤油で味を整えておにぎりにする」をまだ

やっていませんでしたので、実践しましたよ~。

 

👇は「つゆひかり」のお茶殻。そこへたっぷりの鰹節と醤油をかけます。

(鰹節の量は、茶葉より多くてもいいかもしれません。)

 

 

そえを和えたら、玄米と4年梅干しを用意して、おにぎりにします。

こんな感じで2つ握り、黒ゴマをふって、私は自分が試験を受ける会場へ

「お昼ご飯兼お守り」として、持って行きました。緑茶が大好きなので、それに

まつわるものがあるだけで、緊張する場面ではお守り代わりになります照れ

 

これを食べて、試験当日は空腹と緊張をやわらげ、無事試験を終えること

ができました。以後も、お茶を飲むたびに、茶殻は鰹節と混ぜて、家族の

誰かが頂いています。これを知ってしまうと勿体なくて、もう茶殻は捨て

られなくなりますね。

そしてまるで、魚を頭から尻尾まで全部食べた時のような、「まるまる

頂いた喜び」も味わえます。

 

緑茶は、十世紀に中国から栄西様が持ち帰り、明恵様が日本で植えて広めた

と言われています。以来日本各地で愛される飲み物となり、もう千年以上に

渡って、私達の心身を浄化し続けてきてくれたとても有り難い、身近な

飲み物です。

世でいろいろな健康法・解毒法が叫ばれる昨今ですが、高額な健康食品や

サプリなどを試す前に、まずは食事と共に最もよく飲むお茶を、できるだけ

いいものにして、それに心から感謝して頂きたいものです。それだけでも、

私達の心身は十分に浄化され、明日への英気を養えると、私は信じています。

 

森さんのお茶が買えるHP、もう一度👇へ貼りつけておきますねグリーンハートニコニコ

お茶作りに興味のある方は、読むだけでもどうぞ。