私は勤労感謝の日(新嘗祭)が誕生日なのですが、今年はこの誕生日の日から
風邪をひいて寝込みました。3日間全く動けず、そのあともいつも通りの
体力がすぐには復活しなかったため、やむなく勤務先である保育園と学習
塾を休みました。
その休みがなければ読めなかった本が、👇です。実は図書館に問い合わせを
して、自分でも忘れていたものが不意に順番が回ってきて、2週間前に入手
してはいたものの、なかなか読む時間が取れずにいたのでした。
風邪自体は辛いものでしたが、この本が読めたことは本当によかった。特に
「第7章 習近平と父習仲勲の苦難の人生の物語」
は読み応えがあり、まだ体調も頭の調子も万全でない中、気になるところは
戻って何度も読み返し、あるいはページを繰る手を止めて、様々なことに
想いを馳せながら、丁寧に読みました。
この本は発売された今年の9月に、副島氏の学問道場で詳しく紹介されており、
👇から目次とまえがき、あとがきは、読むことができます。
ここに載っている全目次のうち、私が特に注目した3章分だけ、下へ抜粋します。
『中国はアメリカに戦わずして勝つ』 目次より
第4章 「中国が衰退し、日本が復活する」の大ウソ。煽動する者たち
ソロスのブレーンが突然表に出てきた ──102
バブル崩壊後の1992年からが、「失われた30年」 ──111
1995年に、斎藤ジン氏はサイスを卒業 ──117
2009年から2017年がバラク・オバマ大統領 ──119
その国のことは、その国の頭のいい原住民に聞かないと分からない ──122
同性愛者特有の「血の命脈」 ──123
第5章 「日本を中国にぶつけよ」
参政党を操るアメリカの新戦略参政党躍進の裏にあるもの ── 134
神谷宗幣を操っているのはこの男だ ──147
「日本を中国にぶつける」という戦略 ──150
第7章 習近平と父習仲勲の苦難の人生の物語
育ての親の胡錦濤を平然と切り捨てた習近平 ──182
「大長征」の真実は地獄の逃走劇だった ──186
毛沢東は裏で日本とつながっていた ──190
フランスに通行料を払って中国を侵略しに行った日本軍 ──193
習仲勲の失脚と文化大革命 ──198
凄さと曲解を合わせ持つ、遠藤誉の習近平論 ──201
鄧小平を嫌う中国のインテリたち ──210
毛沢東が死ぬまで、中国は堕ち続けた ──215
中国人エリートたちが海外留学で獲得するもの ──220
集団発狂した人間の群れの恐ろしさ ──223
善人は使い物にならないと分かった鄧小平 ──226
女も稼げという客家の精神 ──231
習近平は戦争ができる男だと鄧小平に見込まれた ──234
天安門事件の学生たちは留学したあと海亀になった ──236
葉剣英が鄧小平と習近平をつなげた ──238
サッチャーは鄧小平の脅しに震えた ──244
1992年に天皇は夫婦が中国に行ったことの重要性 ──248
<抜粋終わり>
この第4章で出てくる齋藤ジンというおっさん(おばはん?)は、キモい世界の
極地の人で、私などは生理的に一切受けつけないタイプで、勘弁してほしいです
が、👇の記事を書いた時に続き、2度目の遭遇(
)となってしまい、これには
「いくらお前が生理的に気持ち悪い、嫌いだと言ったところで、この変態が
日本の失われた40年にド深く関わっていたのだから、目と耳をかっぽじって、
改めてよく理解しとけ
」という天からの啓示だと思って、諦めて読みました
。
第5章は、今参政党を指示する人もしない人も、皆自分で読んで、自分の頭で
考えるべき内容かと思います。
第7章は、ここを掘り下げて、多くのページを割いて、私達にわかりやすく
書いて下さった副島氏に感謝せずにはいられません。世界の大国の指導者と
いうのは、その国の政治体制や思想など、そんなことはどうでもよくて、
「指導者の地位につくまでに、どんな苦労をして、どんな生き方をして、
どんな人達に育てられたのか」が重要だとわかります。
資本主義だろうが社会主義だろうが、最終的にその人物が、
・本当に民衆思いなのか
・国の大局のために、どこまで毒を喰らって踏ん張れるか
この2点で、その大国の運命と民衆の幸福度が決まります。
私には、果たして中国という国に、共産主義という思想があっていたのかなんて
わからない。鄧小平が出てきた頃から、表向きは共産主義の看板を掲げたまま、
実質は資本主義型の成長を遂げてきたことは知ってる。国土の広大さゆえに、
一部の(たまたま中国に属する地域に住んでいた、というだけの)民族が、酷く
虐げられたり、その他にも多くの矛盾を抱えていることも知っている。
同時に、Qムーブメントを知ってからは、習近平さんはトランプさんやプーチン
さんと一緒に、「世界をカバールから解放し、良い方向へ持っていく地上のアライ
アンス(=ホワイトハット)の一員」だと思っている。そのことを確信できる
ような、第7章の内容だった。
副島先生、ご著書から👇の1ページだけ、紹介させて頂きます。この20代の時の
習近平さんの顔を見て、私は何度も本を閉じ、彼の人生に想いを馳せました。
今日(こんにち)までの激動と辛苦をくぐり抜けた彼の人生の、色々な局面での
気持ちを想像しては思い返し、また別のパターンを考えてみては、想像を膨らま
せました。
この人は、決して自分が強大な国の指導者になったからと言って、何もかもを
自分の思い通りにしたり、世界を自分の手中に収めたような気になって、そこに
安穏としたり、満足しているわけじゃない。同時に「共産主義をよい、正しい」
とも、決して思っていない。これは、プーチンさんも同じだ。
トランプさんだって「資本主義が万能」だなんて、もはや思っていないだろう。
この3人は、そうしたところをとうに越えた「(カバールの存在しない)次の世界」
を、力を合わせて構築している。私はそのように信じている。
だから2年前に友人から、「ホワイトハットである習さんの絵を描いてほしい」と
頼まれた時、私は二つ返事でOK
したのだ
。
最近は貧乏で、副島氏の新著もなかなか買えない。だから学問道場のぼやきで
宣伝文を読むのが専らだったが、今回は(自分でもなぜそうしたのか思い出せ
ないのだが)図書館に問い合わせたことで、何ヶ月もしてから思わぬタイミングで
読む機会に恵まれた。しかも神様は、私に起き上がれないほどのひどい風邪を
ひかせ、読む時間まで作ってくれた。こういうのを、運命っていうんだろう。
「読め
」っていう強烈なメッセージに従うことができて、本当によかった。
最後に、この本を著して下さった副島隆彦氏に、重ねて深く感謝を申し上げます。




