$私はアスペルガー症候群でしーた♪(改装中♪)


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お子さんに、ただ「練習しなさい!」「勉強しなさい!」って言ってませんか?
漠然と「できない」ものを「できない」まま、がんばっても改善されません。

「できない」ことを「できる」ようにするには、
キチンと「できない」を分析をして
狙いを定めて「代わりになる能力」を鍛えなければなりません!

今回の講演では、「できない」を「できる」にするために必要な「基本的な考え方」から「解決案の見つけ方」までに焦点を絞って、私が体得してきたエッセンスをみなさんにお話します!


ずいぶん前に「機嫌が悪い理由(1)」を書きました。今日は第2弾です。

さて、会社でオンライン講座を受けました。
大画面のモニタとパソコン用のスピーカーでしたので、音声が悪いのなんのっ!!!(怒)

もう、ほとんど何を言っているのか聞き取れません。
4コマ漫画に描いているように、接続詞とか助詞ぐらいしか聞き取れず、肝心の単語がくぐもってしまって、わからないんです…。
もちろん、日本語ですよ!!!英語のヒアリングの話じゃないですからっ!

なんとか、耳をダンボにして、必死で聞こうと頑張りましたが、どんなに頑張っても、聞き取れないものは聞き取れない…。

しかも、スピーカーの音に集中しようとすると、視線は画面ではなく、スピーカーに向いてしまいます。

そう。眉間にしわを寄せて、スピーカーを必死でにらんで、ひたすら神経をとがらせて音声を聞き取ろうとして、前のめりになっている…
すごく変な人だっただろうな~(笑)

ところが…
こんなに、聞き取れないほどの最悪の音質に「えーい!この安物スピーカーっ(怒)」と思っていたのですが、どうも、一緒にオンライン講座を聞いていた人たちは、平然と聞き取れているようなのです。

しかも、聞き取った内容にいちいちツッコミ入れてます。
ツッコミ入れながらも、同時にちゃんと内容も聞いている。

私はというと、
ただでさえ聞き取れなくて神経とがらせている上に、さらに、周囲のツッコミが音声と重なって、余計に聞き取れない…(涙)

正直なところ…

「お前ら、うるさいんじゃーーーーーーっ!(大爆発) 」

って爆発寸前。

聞き取りにくいだけでもイライラするのに、周囲の人が平気でしゃべるのが、ほんとに腹が立って、腹が立って、腹が立って…
私は、真剣に聞きたいのにっ!!!!

かろうじて、黙って我慢はしていましたが…
たぶん、体全体から不穏なオーラが出ていたと思います(笑)

で、思い出したのが、でこぼこ生活研究所の福祉技術コラム「第3回 「技術」はあるけど「制度」がない」の一節。
一橋大学でアスペルガーの学生Aさんのために、遠隔講義を実施した時のお話です。(※以下の引用文の太字は私がつけたものです。)
(引用)~
ここで,いくつか技術的な問題が発生しました。学生Aから,黒板が見えにくい・音が聞こえにくい・映像が安定していない と苦情が出たのです。確かに,大学の大教室では黒板は横に長いものがあり,Ustreamを通した映像では文字を読むのに十分な解像度が得られない場合がありました。音については,雑音と教員の声が混ざってしまい聞き取りにくいのは確かでした。さらには,障害由来により音の識別が困難であったようでした。私が聞いたところ,聞きにくいもののそれほど苦労なく聞き取ることは可能でしたが,学生Aにとっては受講できないほどの音声だったのです。


まさに、この学生Aさんと同じ状態だったわけです。
フツウの人には、「音質は悪いけど、聞き取れる許容範囲」だけど、
私にとっては、「音質悪くて、聞き取り不可能」だったわけです。

こういう場面で、もし私が「音質悪くて聞き取れない!」とか「聞き取れないから、静かにして」って言うと、フツウの人からは「聞き取れないって、何を大げさな…」と嫌な顔をされてしまいます。場合によっては、クレーマー扱いです。

けれど、正真正銘、どんなに神経をとがらせても、私には聞き取りが不可能だったのです。

そういう状況にいて、周囲にお願いをしても嫌な顔をされ、黙って我慢すれば、機嫌が悪くなって、オーラにでてしまう。

ツッコみ入れて気楽にしている周囲の人から見れば、
「なんで、急に機嫌が悪くなったの?」という感じだったかもしれません…。

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あすぺさんが、「急に不機嫌になった」「なんだかわからないけど不機嫌になった」のは、
キチンと理由があるのです。それは、フツウの人の感覚では「推し量れない」だけ。

フツウの人にはなんのハードルも感じない環境で、一人でハードルを感じている…
フツウの人には快適な環境でも、感覚過敏によって不快を我慢している…

もし、皆さんの身近なあすぺさんが、急に機嫌が悪くなったとしたら、
あなたが「推し量れない」辛さを我慢し続けていたのかもしれませんね。


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