あすなろ 2023-12-10
囲碁文化を愛し、囲碁を通して、 あすなろ囲碁静岡県連合会
健やかな子どもの笑顔と、 会長 原田 英之 (前 袋井市長)
囲碁の普及を図る集まり 事務局長 渡辺 浩
最初は私の地元裾野市の「ウーブン・シティ」の建物の輪郭が、周辺道路から確認できるよう
になったという情報を、知ったか振りに伝えてから、囲碁に移りたいと思います。
前号で、「こどもと囲碁がつなぐ東海道五十三次(県内二十二次)」の愛称のようなものを皆さんに考えていただきたいとお願いしました。
この暮れに来て、そんな悠長なことを…と、やはり今の所、特に申し出はありませんでした。
そこで、言い出しっぺの私の案を一つ紹介しますのでご検討お願いします。
『囲碁宿伝』(いごしゅくでん)などはいかがでしょうか?
例の「箱根駅伝」がヒントで、これなら将来全国どこの地域で私たちと同じ活動が始まっても使えるし、短くて言い易く、書きやすく、と自画自賛している頑迷人です。
どうぞご意見などお寄せください。
特になければ、年末までには決めさせていただきますのでご承知ください。
1.「子どもと囲碁がつなぐ東海道五十三次」(県内二十二次)」(やっぱり長いな…)は、三島宿の「三島市立沢地小学校」をスターとし、現在約半分の「鞠子宿長田西小学校」まで開催することが出来ました。
これは一重に会員の皆様のご指導とご協力のお陰と感謝いたします。
そこで気づいたことは、やはりここは「今一度、立ち止まろう」が必要と感じたからです。
立ち止まり何を考え、具体的に何をするのか?
とりあえず気づいたことを羅列しますので、会員の皆さんにも年内にご意見をお寄せいただき
たいとお願いします。(囲碁宿伝も含めて)
① 宿場の進め方は、今のままで良いのか?
② 教えた後の子どもの要望とか、フォローをどうするのか?
③ 資金面はどうするのか?(最低限、旅費だけは確保し、会員がいつでも参加可能な状態にし
たい。)
④ 種まきの後の芽生えをどうしたら確認できるか?
⑤ 活動後の効果をどう確認するか?
⑥ 生徒へのアンケートは。現在の内容、やり方で良いのか?
⑦日本棋院県支部会員に活動後のフォローとして、あすなろへの支援、入会のすすめ、などの呼びかけはどうするか?
⑧ 地域へ、活動の効果をどのように浸透させるのか?
⑨ 日本棋院へ「囲碁大使」の任命を申請しているがどうなるか? 返事待ち
2.前述した公から助成金を受ける方策について。
東海道の…の巡回を開始した三島宿の三島沢地小学校の時はスターとであり会員だけで13
名も参加していただき、誠に盛況でした。
ところがその後、会を重ねるに従い参加者は少しずつ減少し、現在は会長。中村相談役、渡辺
事務局長の三名が常連で、後は地元の会員とか、その時の特別な役割の方とか、全部で5名内外に固定化してしまいました。
失礼な言い方になりますが、交通費は自己負担で半日から一日、子どもの面倒を見るという、地道で辛抱が必要な仕事をこなすのは生易しい事ではありません。
ここではっきりさせたいのは、交通費を予算化し出席願える会員には一切負担をかけない。
こんな風に改善し、今一度皆さんに子どもたちの面倒を見ていただけたらと考え、この度以下のような申請をいたしました。
それは「文化芸術による地域振興プログラム助成事業」という呼称です。
取り扱うのは静岡市の「アーツカウンシルしずおか」という公益財団法人静岡県文化財団とい
う団体です。
対象は、県内に主たる活動拠点を置く、文化・芸術・まちづくりや観光・国際交流・福祉・
教育・産業など民間団体・グループです。
対象事業として「地域資産の活用や社会課題への対応を目指すアートプロジェクト」となっていて助成金額は上限500万円の予定となっています。ほんとかな?
前置きが長くなりましたが、私は現在裾野市の市民活動センターの担当者の中川廣江さん、
永島 香さんの二人に相談し助成金の審査を受けることにいたしました。
審査はオンラインで、来る12月の12日以降となり、その後書類による本申請と決められました。
なにしろ計画書が多岐にわたり、しかもZOOMによる協議と、どこかの大統領になったつもりで、頑迷人は時代の移り変わりをつくづく実感し、感心し、とにかく前を向いて歩くつもりです。
前に希望があれば歩けます。
世界を歩いた頃を思い出し、たかがこんな狭い日本で、しかも日本語でしゃべれるし、負けるものかと言いながら歩くつもりです。
また、悪い癖が出てしまいましたが、結果は次号でお知らせいたしますので乞うご期待!
3. 過日、岡部宿の関係で「岡部小学校」のスケジュールが合致せず、いったん断られたことを報告しましたが、岡部宿にはもう一つ「朝比奈第一小学校」という小学校があります。
私は11月の22日にこの小学校を訪問しました。
藤枝駅からバスに乗り、岡部支所という昔の役場でいったん下り、また次のバスに乗り変えて
山の上にある、来年は創立150周年を迎える、生徒50人ほどの小さな学校です。
校長は不在で、若い杉田教頭先生に話を聞いていただきました。
「囲碁は五目並べならやります」と元気そうな先生です。
なにしろ「アサギマダラ」の舞うことでは、知る人ぞ知る高所です。(1,000m超)
結局終始アサギマダラの話で終わりましたが、次回はアポを取り校長にお会いすることで今回は帰ってきました。
「ひと月遅かったですね」と教頭に言われ、来年の10月にはアサギマダラが飛来するからと、教頭先生と再訪の約束まで交わしてしまいました。
そして校長も教頭も、あと3年の在籍を確認しました。
碁は逃げない、いつでも、どこでもやれる、と呑気な交渉です。
肝心の囲碁は、ここまで来たら来年1月に訪問して決めるつもりです。
それともう一つ大事なことを報告することを忘れるところでした。
先ほど、岡部支所でバスを乗り換えたと言いましたが、実は次のバスがやってくるまで40分もあり、私は近くにある観光案内所に立ち寄ってみました。
若い女性が一人、笑顔で迎えてくれました。
そこで今回の東海道…の活動と全く同じような活動をやっている帳面を見つけました。
『御宿場印帳』というB5の大きさの表紙に東海道の宿場の絵があるジャバラの分厚い冊子です。
手に取り表紙を見て、驚きました。
表紙にはこう書いてあります。
「東海道で結ぶ御宿場印めぐりは、新たな出会いや発見を見つけるきっかけになるかもしれません。東海道の文化にふれるステキな御宿場印めぐりをしてみませんか。」とあり、主催は何と東京から京都までの地域信用金庫が名を揃え,後援のお墨付きをいただいた三島信用金庫の名前はもちろんありました。
私は早速ここ岡部宿の御朱印を求め、最初の一枚を貼り付けました。
遅まきながら既に通過してしまった、各宿場の御朱印は後でそろえようと、何かまたぞろ勇気が沸いてきたし、面白くなってきました。
4.最後になりましたが、当会を結成し早くも3年を迎えることになりました。
活動も何とか軌道に乗り、来年も皆さんのご意見や、巡回の活動などへのご協力が得られれば
どうやら続けることが出来ると確信しています。
そこで来年も引き続き会員として改めて継続していただきたいとお願いいたします。
継続の御意思はメールなどで、できましたら年内にお願いしたいと思っています。
また、年会費は勝手ながら、下記口座に振り込みしていただければ幸いです。
この場合、会員継続の御意思ともなりますので、その点もよろしくご理解願います。
以上寒いこの時期は失礼ですが、何があってもおかしくない年齢に達した方が多く見られ、
お互いに無理は避け、マイペースを保ち、新たな新年を迎えることが出来ますよう心からお祈りし、お礼の言葉とさせていただきます。 以上