東海あすなろ 2023-11-10
囲碁文化を愛し、囲碁を通して、 あすなろ囲碁静岡県連合会
健やかな子どもの笑顔と、 会長 原田 英之 (前 袋井市長)
囲碁の普及を図る集まり 事務局長 渡辺 浩
富士に風花を望む季節になりました。
この機関誌をメールする11月10日のこの日、「こどもと囲碁がつなぐ道…」の第20次
鞠子宿の「静岡市立長田西小学校」で、「入門教室」が午後に行われますが、その詳細は次号で紹
介いたします。
1. 今回は去る10月23日に開催した、第16次「由比宿」の静岡市立由比小学校の入門教室の結
果につき報告致します。
来年の楽しみにと思いましたが、八方ふさがりの状態には変わりはなく、その後8ケ月も経った10月の11日に突然校長から電話が入りました。
「入門教室をやりたい」と向うからの申し込みです。
ここで分かったことは、この校長は4月に前の校長に代わって赴任した新しい「吉川賢 校長」でした。
むろんここまでには、地元の新会員の牧野悠輔さんが何回か交渉してあったという下地が物を言ったことは確かです。
そんな紆余曲折を経て、10月23日には、とにかく原田会長以下5人の会員と、42名の四年生が、理科室の大きな四角の机に向かい合うことができました。
この教室の45分間は、結論から言いますと、大成功と言っても決して過言でない素晴らしい内容でした。
何が良かったかと言いますと、中村さんのルール説明に始まり、ポン抜きゲームに移りますと、教室は生徒の大歓声のるつぼと化し、会長も、校長も、そして担任の辻先生も、この熱気に圧倒され、制することも口を挟むこともできず、気が付いたら終わりの時間でした。
この日の授業を担当した相談役の中村久男さんの子どもに寄り添った簡潔な説明にも関わらず、後日この話に触れると「私は何も話をしなかったよ」と満足そうに電話口で笑っていました。
この教室が始まって以来、初めての生徒の大反響でした。
「これはいったいなんだろう?」
私にはとても理解できない生徒の反応で、4年生担当の女性教師「辻 梓」さんも、笑顔でただ見ているだけで、校長も何も制するような素振りも見せず、終始笑顔でした。
ここには何の束縛も、押しつけもなく、生徒が自分の頭で考え行動している、ただただ自由の教室でした。
そして一言、何を言おうとしているか自分でもよくわかりませんが、正に食も文化も“桜色の町“の子どもたちだなと、勝手に決めつけていました。
囲碁の持つ大きな効用を、理屈ではなく、長い人生で初の体験となった一日でした。
由比小の42人に、老人はお手上げで、改めてお礼申し上げます。
2. 次に「裾野あすなろ囲碁教室会員」の関係でお伝えします。
これは「裾野のあすなろ会員」で「県連」にも所属している会員の情報で。一応関連があるの
で皆さんに報告させていただきます。
会員番号9番の杉山理沙子さんのご主人が、この度裾野市議会の副議長に就任されました。
杉山理沙子さんについては以前もお伝えしてありますが、「こどもと囲碁がつなぐ東海道五十三次」のこの素晴らしいチラシの考案者で、その他裾野ではいろいろご厄介になっていますが、この度副議長選挙で任期一年の副議長に決まりました。
誠におめでとうございます。
ご主人の杉山さんは、以前あすなろ教室で、子どもさんと一緒に囲碁を勉強されたこともあり
その縁でお付き合いさせていただいております。
これからのご活躍をお祈りいたします。
3. 次に会員の長﨑清登さんの素晴らしい活動の成果をお伝えします。
一応ご本人の報告文で失礼します。
「10月8日に静岡の“あざれあ“でありました第58回しんぶん赤旗全国囲碁大会の静岡大会にて優勝して県代表になりました。
全国大会は、11月11~12日に東京であります。
優勝決定戦は、あすなろ会の江面さんで、運よく勝つことができました。
今年は、若手の強い人と2回戦、3回戦で当たり大変でしたが、そろそろ最後のチャンスかと
思って一生懸命頑張ったので、勝利の女神が微笑んでくれたようです。
全国大会では、1回戦をなんとか勝ちたいと思っています。
ところで、話は変わりますが、10月13日に蒲原東小学校で実施された放課後囲碁子供教室では、9人の応援参加がありまして、成功裏のうちに終了することが出来ました。」
長﨑さんの活躍誠におめでとうございました。
今年は長﨑さんの「あすなろ」と、地区の囲碁関係の面倒と本当にすばらしい活動ぶりで、私の独断で言いますと、囲碁の新道を歩くと、良いことが次から次へと起るようで、全国大会でも是非勝利の女神が巡ってくるようお祈りいたします。 報告ありがとうございました。
4. 最後になりますが、「子どもと囲碁がつなぐ東海道五十三次(県内二十二次)」の愛称を皆さんに
考えていただきたいとお願いします、
その理由として、ここで文章として書いても長く、また、口に出して言ってみても長たらしく、一言で分かるような言葉があればと、かねがね思っていました。
例えば、「箱根駅伝」などで、たった四文字で全てが理解できるような、いわゆる「愛称」のようなものを希求していました。
誠に勝手な言い分ですが、何か良い案があれば、年内には決めてしまいたいと思いますので、
メール等で是非お寄せ願いたいと思います。 以上