大崎市古川を考える① 外から来た患者さんの話し | ゴッドハンドではない鍼灸師の日々これこれ

ゴッドハンドではない鍼灸師の日々これこれ

あすなろ院長が臨床で感じたこと、その他について気軽に書いていきます!(*^-^*)

早いもので、今月の6月が来て(もう7月だが・・・)、大崎市古川の江合で開業して5年、最初に若林区木ノ下で開業するのを含めると6年が過ぎました。

長いようで短く、あっという間に時が過ぎるとはこのことです。

 

5、6年前に来ていた方で他界された方もいますし、おばさん(おねえさん?)だった方もおばあちゃんになっていたり、中学生だった方も大学生になったり、久しぶりに会ったらご結婚されたり・・・時の流れを感じます。

 

患者さんの中には外国人の方もいましたし、遠く県外から来ていただいた方もいました。

大崎市に移住された方で来院された方で一番遠くは沖縄県や鹿児島県から転勤やご結婚されて移住された方でした。

もちろん、それ以外の地域から大崎市近隣に移住された方もちらほら来院されますので、

意外にいるんだなあと感じます。

 

ある不動産をやっている患者さんが言うには、仙台や県南などに比べ大崎市は外部から流入人口が少ない地域だとおっしゃってました。

確かに、本社はもとより、大きな会社の営業所や工場も仙台や県南に比べ少ないことが要因として大きいかなと感じます。

 

私の高校の時の同級生も仙台方面や県外で仕事している人が多く、高校生まではここに住んでいるが、

卒業すると就職や進学で県外に出ていき、そのまま帰ってこない人が多いのではないでしょうか?

 

地方を元気にするには若い力が必要ですが、なかなか難しい問題です。

その中でも、キャリアを生かせる仕事が少ないというのが一番でしょうか。

大崎市行政も色々と取り組んでいるとは思いますが、一番は”仕事”があり”十分な収入が得られる”というのが大切かな?と。

 

話しはそれましたが、そんな県外から来られた方に私が聞くことがあります。

「大崎市(またはその近隣市町村)に来られて感じたことはどのようなものがありますか?」

「良かった点、悪かった点などはありましか?」と。

 

意外に多いのは、「特に悪くない」「意外に住みやすい」という意見が多いことです。

私はここは田舎だから「全然だめ」と言った答えが多いと思ったのですが、肯定的な意見が多いことに驚きました。

「住んでみると意外と住みよい」と答える人が多いようです。

 

しかしながら、「交通機関が少ない」、「交通の便が悪い」という意見も確かに多くありました。

これは特に都会から来られた方の意見に多いです。

都会だと地下鉄や電車、バスなどが豊富にありますが、このあたりは車での移動は主ですから、

車を普段乗っていない方は不便を感じるかもしれませんね。

 

あと良く聞くのは「美味しいものがない」「安くてうまい店が少ない」ということです。

これは特に関西や九州地方の出身者に多い意見です。

 

私も時に仙台方面からの患者さんに「せっかく県北部に来たんだからこの辺で食べて帰ろうと思うのですが、美味しい店はありませんか?」と聞かれることがありますが、結構返答に迷うことがあり、いつもあるお寿司屋さんを紹介しています。

 

関西や九州は食文化が深く、広く、様々な名物や名産にあふれています。

そのような方に聞くと「帰省すると決まっていく店が何件かある」というのです。

いわゆる、地元民に愛されている美味くて安くて、活気があふれている店です。

そのような話を聞くとこの辺は少し寂しいのかなとも感じます。

 

あとはこれは大崎市古川に住んでいて、他県の方に「名物はありますか?」と聞かれた時あるあるですが、「米!!」と言ってしまうことです。聞いた方は「・・・・??」ですね。

でもそう答えるしかないですよね💦?

 

宮城県に来て残念だったことに名物が少ないと口にする方が多いように感じます。

「牛タンと笹かまとずんだしかないよね・・・」とおっしゃる方もいます。

宮城県民として反論できず、「米!」といってしまいますよね。

 

外から来た人にしか分からないこと・・・小さな意見ですが、とっても大事なことだと思います。