ある人にとって、特定の相手と深くつながり、

一体化することが心の支えになることがあります。

 

それは主に水のサインの特徴ですが、

特に蠍座の特性と言えると思います。

 

 

深い感情的な結びつきの中で

自分が保たれている感覚があるとしたら、

 

それは水のエネルギー、

特に蠍座のエネルギーに

大きく依存していると言えます。

 

 

蠍座は情感的な深さと

強い結びつきを象徴し、

 

 

蠍座にある月や金星や太陽や火星は、

感情的な深いつながりを求める傾向があります。

 



しかし、それと全く対極に、

水瓶座のエネルギーは、

特定の関係や特定の場所にとどまることを好みません。

 

一つの場所や関係に縛られることを嫌います。

 

水瓶座は自由で独立した考え方を持っており、

変化を求める風のサインです。

 

仲間として一緒にいることはできますが、

感情的に深く一体化することを

避ける傾向があります。





もしあなたの出生図に、

蠍座と水瓶座の90度のアスペクト(角度)が含まれている場合、

 

 

あなたは一つのエネルギーに執着せずに

両方の要素を俯瞰で見ることを

求められているかもしれません。

 

 

一方の手でつかんだものを、

常にもう一方の手で放す準備をしている、そんな感覚です。


 

この場合、

四つの元素(火・地・風・水)を調和させ、

第五の要素(エーテル)と呼ばれるバランスを取ることが重要であり、

 

四つの元素(火・地・風・水)を統合し、

第五元素的なところ(エーテル)

に生きる重心を置くことが、

解決の道となるでしょう。

 

 

(私がよく、一つ上のステージに上がる、

と申し上げるのは

こういった部分の話をしています)

 

 

それこそが、

私たちが心の平和を見つける方法なのかもしれません。

 

 

実際に、こうしたバランスを取るために

私たちは生まれてきたとも言えるのですが

 

そのレベルまで達することができている人は

そう多くはないと感じます。


蠍座と水瓶座の話で申し上げますと、

 


蠍座が情感的な集中力を大切にするのに対して、

水瓶座はその反対の行動を取ることが多々あり、

 

これが、蠍座にとっては、

最も望ましくないことになるかもしれません。



自分自身の中に、

両方の要素があることを自覚できていない場合、

それは外側に投影されます。

 

良く起こりがちなのが、

月や金星が蠍座にあり、

太陽や火星が水瓶座にある女性において、

 

自分が常に蠍座役を引き受けて、

水瓶座役は

男性に委ねるというパターンです。

 

 

彼を独り占めしたい女性と

絶対に独り占めされたくない男性、

というカップルのパターンとして現れるわけですが、

 

 

実のところはその女性の内側に

そのような男性を求める意思が

内包されているのです。

 

 

ここを突破する方法としては、

「自分で全ての要素を引き受けて生きる」

ことがあげられます。

 

たとえば、仕事は水瓶座、

プライベートは蠍座、という切り分けだったり、

 

 

自由な男性に嫉妬してしまう自分がいたとしても、

そういう男性がそもそも好きという自分がいる、

という自覚を持っておく、

だったり…、

 

 

 

そのように捉えていきますと、いつしか、

全ての現実を自分の意識が作っている

ということが体感としてわかってきます。

 

 

自分が現実を作っている

ということが

体感として理解できないうちは

 

相手を加害者にして

自分を被害者にする

 

という設定から

逃れられなくなってしまいます。

 

 

 



特に、過去に海王星が水瓶座を通過していた時期、

蠍座に強い影響を受けている人々は、

不安定で落ち着かない日々を過ごしていたようです。

この時期は、まさに内なるバランスを探求する時だったのです。

 

 

今現在、

冥王星が水瓶座に移行しようとしており、

特に水瓶座の太陽を持つ方達に

かなり苦しい状況がもたらされているようです。

 

水瓶座は蠍座の感情的な集中を理解せず、

蠍座が最も望まないことをしてしまう傾向があるわけなので、

 

蠍座側が、引き離される苦しみ、

感情を踏み躙られる苦しみを感じてしまうと思うのですが

もしも水瓶座にも天体がある場合は

 

自分自身の中に

蠍座要素を傷つけてしまう何かが眠っていることを

自覚する必要があります。



どんな星座のエネルギーも、私たちに学びと成長をもたらします。

大切なのは、自分の中にある多様なエネルギーを受け入れ、

バランスを取ることです。

 

蠍座と水瓶座の関係は、時に困難を伴うかもしれませんが、

相互理解とバランスを求めることで、

お互いの特性を尊重しながらより良い関係を築くことができるでしょう。


90度の葛藤は

葛藤を乗りこなすことで、

魅力であったり

かけがえのない個性となっていきます。

 

 

物事を俯瞰的に見る力として

育てていくことも可能です。

 

 

自分の中にある全ての要素を育てていき

受け入れ許し、愛してあげることによって

健全な自己肯定、自己愛が育っていきます。

 

 

 

もしよかったら参考になさってみてくださいね。

 

またこの90度の葛藤についての記事は

書いていきますのでお待ちくださいね。