くっつきたい VS 離れたい の苦しい葛藤 

 

蠍座と水瓶座の90度の対立について

取り急ぎ。

 

これ、かなり、役立つ方、ヒントになる方

いらっしゃるんじゃないかと思います。

 

 

 
 
 

 

 

(完全マスター西洋占星術2の158ページよりそのまま引用です。

赤文字強調、改行、緑の文字は私の補足部分です。)

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蠍座と水瓶座の90度

 

私が考えるところでは、この90度は、

あらゆるアスペクト の中で最もハードなものです。

 

そもそも固定サインはその安定性、

執着心において、極めて強力です。

 

その固定サイン同士で異なる利害で衝突します。

 

一つは水(=蠍座)で、

これは結合すること、

一緒にいること、

一体化することです。

 

もう一つは風(=水瓶座)で、

分離すること、

拡大し、特定の場に限定されないことです。 

 

ですから、接着剤とその溶剤(=剥離剤)

というふうに説明することも ありますが、

 

どちらの固定サインも、

譲らないということが あります。

 

 

そもそも90度は、片方を選ぶと、

その反動でもう 一つの勢力が力を強めてきます。

 

片方を選ぶということをしてしまうと、

必ず不安定になり、揺り戻しが起きます。

 

 

ゆっくりとした

トランシット天体の動きに誘導されて

二つの生き方のうち一つを続けていると、

数年してから反転しますし、

 

またもっと速い天体に刺激されていれば、

例えばトランシッ ト月ならば1週間で覆されます。

毎日の動きでは、

アセンダントの推移で、

6時間で形勢が逆転します。

 

このアスペクトは、どこかに出かけようとすると、

門の前でそれを止めてくる

というようなイメージで考えてもよいかもしれませんし、

 

集中しようとすると、この感情の集中によって初めて実行できる密度の高いものを

水瓶座がちりぢりばらばらに

分解してしまうということもあります。

 

 

ある作家の場合、

月が蠍座にあり、木星が水瓶座にあったのですが、

蠍座の集中をいつも隣人が邪魔していました。

というよりも、 本人の中にこの両方が内蔵されており、

その一方を他者に投影するので、

隣人がうるさく騒いで夜中に眠れない家にいつも引っ越してしまうということになりました。

 

家族の拘束が激しく、

結婚できないとか、

違う場所に住むのが許されない とか、

 

反対に、

 

水瓶座が強すぎて、

密接な結びつきを無残に

壊してしまうなどいろいろです。

 

 

蠍座と水瓶座の力関係は、

惑星の公転周期の違いなどによっても推理できます。

また惑星の数の多さということも関係します。

蠍座に三つあって水瓶座に一つしかないのなら、

当然蠍座の勢力の方が強いでしょう。

 

 

作家の例の場合、月は惑星よりも一つ次元が下で、

惑星に従属するものなので、

惑星に対して強い立場を主張すること は不可能です。

 

ですから水瓶座の木星に邪魔されっぱなしになると思います。

とはいえ常時ではなく、

いったん蠍座が落ち着いた場を確保した後に、

水瓶座がやってくるのです。

 

もし月と木星がこのアスペクトを持たないならば、

それぞれ違う場を確保して、互いが干渉しないようにできますが、

 

アスペクトは関係性ですから、

 

蠍座の密室を確保したら、

そこに水瓶座が入り込んでくるということになります。

蠍座が確保しなければ、

水瓶座はやってこないとも受け取れます。

 

 

ただ、90度のアスペクトは

同じ平面で扱うと衝突しますが、

時間差による推移であるか、

あるいは同時的に見る時には、

表と裏の90度位相差の関係で扱うと、

それは互いに助け合うということになります。

 

 

表向きは否定され、

表裏の関係では協力関係

という両方を使い分ける人もいます。

 

多くの人前では否定しているふりをして、

違う場所ではこの否定したはずのものに

取り組むということもあります。

 

 

私は90度アスペクトを

フルトランスのチャネリングとして

説明していたこともあります。

 

aにスイッチを入れた時には

bは完全にオフになり、

bに入れた時にはaはオフになります。

アスペクトはあるので、情報は行き来しているのに、

人格としては片方が見えてこないのです。

120度でも180度でもこの切り替えは起きません。

また0度では無意識に重なります。

 

もし出生図に90度のアスペ クトがあれば、それは扱いが難しく、

しかし反対に、工夫のしがいのあるものだと考えましょう。

最後には、そこがもっとも大切なのだと考えるようになります。

 

90度はとても面白いのです。

人間は第五元素が本来の居場 所であり、

地上ではこれが四つの元素に分岐したのだと考えると、

どれか一つの元素に占有されるよりは、それが違う元素に切り替わる瞬間を、

一つの元素に固着した考え方から自 由になるチャンスだとみなせるからです。

 

切り替えの瞬間に意識の目覚めがあるということです。 

 

どれか一つの元素が生きる理由になって、

そこにしがみついている場合には、

この90度は悲惨なことになります。

 

例えば 、

 

ある相手と一体化していくのが

心の支えになっていると いう場合には、

それは蠍座へ大きく託していることになりま す。

すると水瓶座はそれを引き離しにかかってくるでしょう。

 

水瓶座は特定の関係、

特定の場にじっとしてはならないからです。

 

考え方として仲間になることはできます。

それは風のサインだからです。

 

しかし水のサインとしての情感的一体化を

水瓶座は認めないことになります。

 

出生図の中にこのアスペクトが内蔵されている場合、

はじめから一つの元素にしがみついてはならないということを

前提に生まれてきていることになります。

 

片方でつかんだ時も、

もう一つの手でそれを叩き落とすということを準備していま す。

 

四つの元素を統合化した第五元素的なところを

生きる重心にする以外に救いはないでしょうし、

それを予定として

組み込んで生まれてきたということになります。

 

蠍座の情感的集中を水瓶座は全く理解しませんから、

蠍座が最もしてほしくないことを水瓶座はしてしまいます。

 

トランシットの海王星が水瓶座を移動している時代、

蠍座に天体 が集中している人は、

全く落ち着かない人生を歩んでいまし た。

 

 

........................................引用ここまで

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今現在水瓶座の2度に冥王星があり

特にこの葛藤を乗り越えるべく

クローズアップされている気がします。

 

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すでにこの蠍座水瓶座の葛藤が

始まっている方もいらっしゃって

地獄の苦しみだということは想像できます

 

私がまた獅子座の初期に

天体を多数持っているので、

蠍座水瓶座の90度に対してさらに90度を加えて

Tスクエアになってしまうので驚き

 

しかしなるほど・・・・

そういうことか・・・

という気づきが今

深まりつつあり

 

もっと言語化してみよう!

と思いました。

 

90度の葛藤の中でも

蠍座水瓶座90度が

ここまで意味不明に苦しいものなのかと

ようやくわかってきました。

 

ただ、90度は

プラスに使っていくこともできるものです。

 

むしろ逆に

固定サイン以外の90度葛藤が

2組くらいあった方が、

動きや活気があって良いような。

 

ただそれも、活動サインだといいけれど、

固定サインだと重苦しさがありますね

 

その重苦しさの中で、

被害者意識は

相当強くなるので、

ここのケアや克服が

必要になってくるかと思います。

 

 

この被害者意識(あと、白黒思考、二元思考)は結構な罠で、

これが強いと

占星術の概念は、まあ、全く入ってこないので、

私も、学んでいるようで

概念が入ってこない時期が長かったのだなあと

思います。

 

(私には獅子座蠍座90度があり、

それはある程度克服できてきたかも…?

それについてはまた言語化してみたいと思います。)