兵庫県稲美町で、
両親の不在を狙って伯父に放火され、
小学6年と1年の兄弟2人が死亡した事件から、
今日でちょうど2週間。
行方不明だった伯父が大阪で逮捕され、
その供述が少しずつ聞こえてきたが、
聞けば聞く程、信じられない思いになる。
子供達の両親が出掛けるのを見越して、
子供2人が寝て居ることも認識して、
自分の蒲団にガソリンを撒いて火をつけたと言う。
ならばその放火は、子供達の殺害を狙った 物と言えるだろう。
どうして幼い甥を、
よりにもよってあんな残虐な方法で殺さなければならないのか、
さっぱり理解ができないのだが、
取り調べが進むにつれ、
身勝手極まりない動機が明らかになってきた。
元々、長男のくせに何の責任も果たさず、
51になってもフラフラしているので、
母親の世話をするために妹一家が実家に戻った。
大阪で路上生活めいた事をしていた兄の心配もして、連れ戻した。
食事を作って貰ったりもしていたのに、
家の中をカッターやライターを持ってウロウロしていたので、
子供もいることもあり、
次第に軋轢が生まれたらしい。
だがその軋轢の最大の理由が、
働きたくないのに、妹夫婦が就職を促したから、だと。
当たり前だろう。
働かざる者、食うべからず、だ。
病気で働けないのならともかく、
ただ、働きたくないから、という理由で引きこもり、
それでも世話をしてくれる妹夫婦に寄生した挙げ句、
恨みを募らせる、なんて、
しかもその恨みを晴らすために、
妹夫婦が大事にしている子供達を傷つけようとした、なんて、
逆恨み、という言葉では片付けられない。
そんなに働きたくなかったのなら、
火をつけて逃げた時のように、
ただ出ていけば良かったのだ。
大阪まで行って、
扇町公園で路上生活すれば良かったのだ。
この妹夫婦は、
兄を救おうとしたことを、
今、後悔しているだろう。
野垂れ死にしようと放っておけばよかった、と。
そうすれば大事な子供を奪われる事もなく、
家族四人で楽しく暮らしていけただろうに、と。
その妹一家の幸せを破壊したかったのだから、
この容疑者は目的を果たして満足しているのか。
だとしても、是非とも子供達の遺体の写真を見せて欲しい。
自分がどれ程非道な事をしたのか、
はっきり思い知らせるべきだ。
悪夢にうなされればいい。
自分も焼き殺される夢を見ればいい。
もっとも、こういう人間は反省なんかしないのかもしれないが。
後は自分の命で償って貰うしかないか。
現住建造物等放火罪(人が住んでいる建物に対する放火)は、
単独でも死刑適用があり得る重罪だ。
その上、2人殺し、
しかもその2人が弱者である子供、
血の繋がった甥なのだ。
情状酌量の余地は全く無い。
弁護するとしたら、
一時的に心神耗弱に陥っていた、と主張するくらいしか無いが、
妹夫婦がいない時間を冷静に狙っていた、という点からも、
その後の逃亡の様子を見ても、
責任能力が無かった、とは到底認められないだろう。
だとしたら、逆恨みの過程を見ても、
更正の余地があるとは思えないし、
どう転んでも死刑判決は揺るがない、と思う。
だが、それでも、
こんな存在しない方がましだったような人間が死刑になっても、
子供達は帰ってこない。
それがやりきれない。
虐待事件の時も書いたが、
弱い者に向ける暴力は、
もっともっと重罪にすべきだと思う。
重罪にしたところで、
こういう輩には大した抑止力にはならないかもしれないが、
子供などの弱者を守れない社会に、
どんな価値があるのだ?