遂にジョージア州でバイデンが逆転した。
ジョージア州で過去60年の間に民主党が勝ったのは、
圧勝だったケネディと、ビル・クリントンの1期目、
そしてジョージア州選出の上院議員だった、
ジミー・カーターが大統領候補だった時だけだ。
なので割と最近まで「赤い州」だったのだが、
人が動き、都市部に民主党支持の多い北部から来た人が増えた事で、
最近はスイング・ステートと言われるようにはなっていたらしい。
それでも共和党の現職が出ているのに、
民主党が勝つ、というのは、やはり画期的だ。
それだけジョージアも都会化してきた、と言うことか。
一時はトランプが65万票リードしていたペンシルベニアでも、
18000票差にまで詰められていて、
まだかなり郵便投票の開票が残っているので、
恐らくここもバイデンが勝つだろう、という流れになっている。
とはいえ、トランプが大人しく敗北宣言するとは思えないし、
ジョージア州で締切後に票が運び込まれる不正があった、と提訴した件は、
速攻で却下されたそうだが(笑)、
まだまだ提訴し続けるだろう。
トランプの、根拠も無しに不正だ!
選挙を盗まれた!と叫び続ける手法や、
自分が差を詰めている州の開票は続けろ!
追いつかれそうな州の開票はやめろ!という、
整合性の無い自分勝手な主張には、
共和党の議員達も辟易し始めているらしい。
何より、ジョージアやペンシルベニアで自分がリードしている時に開票を止めても、
その時はネバダとアリゾナでバイデンがリードしていて、
どのみちトランプが勝てる数字にはならないので、
言うだけ無駄だと思うんだけどね。
まあトランプが再選に固執し続けるのは、
大統領権限で守られている様々な問題が、
一般人に戻った途端に追求され、
訴追される事を恐れているのではないか、という説もある。
とうとう最後まで納税証明は出さなかったしね。
ともあれ、やっとトランプの悪夢から解放されそうだ。
もっとも日本の為にはトランプの方が良い、と言う人もいるようだ。
対中国が強硬だから、とか、
北朝鮮への働きかけができたから、
とかいう理由のようだが、
騙されてはいけない。
対中国強硬、は、国内に向けてのパフォーマンスに過ぎない。
大体元々ビジネスマンのトランプは、
戦争してもプラスは無く、損するだけ、という考え方だ。
そういう意味では、武器業界と繋がっていたブッシュとは根本的に違う。
争いも辞さない強硬な態度、は、絶対に無い。
まあ戦争になっても困るので、
それはそれでいいんだけど、
最近の中国に対する強硬に見える態度は、
恐らくこの大統領選挙に向けてのポーズなので、
再選してしまえば、「3度目」は無いので、
すぐに忘れてしまうだろう。
対北朝鮮に至っては、
目立つパフォーマンスをしただけで、
何一つ実効性は無かった。
金正恩に利用されて、転がされただけ。
そういう意味では、笑顔の裏でしっかり核兵器を手に入れた彼の方が、
残念ながら1枚上手なだけだったのかもしれない。
経済や外交の面では、
日本にとってトランプとバイデンのどちらがいいか、は正直分からない。
でも、確実にバイデンの方が良かった事がある。
彼は当選すればパリ協定に、即日復帰する、と明言している。
トランプはそんな物はフェイクだ!と言い続けてきたが、
地球温暖化による影響は必ずある。
これから4年、化石燃料使い放題のアメリカを野放しにすれば、
状況は更に悪化するだろう。
我々が1番考えなければならないのは、
未来に何が残せるか、ではないか。
今自分達だけが良ければ良い、
そのツケは未来の子供達に払ってもらう、というのは、
余りにも無責任で自分勝手だと思う。
その一点だけでも、バイデンで良かった。
そして、コロナが終息した時、
アメリカ人も、バイデンで良かった、と思うのでは無いか。
トランプのやり方では、
現在既に増え続けている感染者や死者が、
減るとはとても思えないので。
まあトータル得票数でも、バイデンが史上最高数で、
ヒラリー・クリントンの時以上の、
400万票の差をつけているのだから、
その人が負けるなら、
民主主義って何?という気もする。
トランプは最後まで敗北宣言はしないかもしれないけど(笑)
敗北宣言を受けての勝利宣言、っていう伝統は踏襲しなくてもいいんじゃない?
トランプはあらゆる場面でアメリカの当たり前を覆して来たんだから、
(連邦最高裁の判事任命、とか)
そこを守ってあげる必要も無いでしょう。
ここまできたら、
狂信的なトランプ支持者が問題を起こす気も無くなる位、
バイデンに大勝して貰いたい。
選挙は終わったが、
テロや暴動で大量の死者が出る、
なんて事態は願い下げだ。