そろそろ四面楚歌になってきたか。
各州で起こしている裁判の弁護団が、
手を引くケースが増えてきているようだ。
各国首脳も続々とバイデンに祝意を伝え、
様子眺めをしていた中国もそれに習った事で、
トランプの負けは国際的にも既成事実になりつつある。
トランプが敗北宣言をしないことで、
次期政権に、本来なら供給されるべき情報や資金が回らず、
安全保障上問題だ、との声も上がり始め、
トランプがごねればごねる程、
国益に反する、という空気になってきた。
会見での発言も、段々トーンダウンしてきたが、
それでもトランプが粘り続けるのは何故なのだろう。
煽り続ける側近がいるから、
裸の王様化している事もあるだろうが、
911で一躍名を上げた元ニューヨーク市長だった、
弁護団のジュリアーニが、
やたらと強気なせいもあるのかもしれない。
まあ弁護士は正義の味方ではなく、
依頼人の利益を守るのが仕事だから、
分からなくも無いが、
ジュリアーニが心底、不正があったからトランプの勝利だ、と信じているのか、
トランプの意向に沿ってそう主張しているのか、は、
聞いてみたいところだ。
よく2000年のブッシュとゴアの選挙を引き合いに出されるが、
状況はかなり違う。
あの時はアメリカにいたのだが、
フロリダ以外の州の合計ではどちらも過半数を取れず、
勝敗はフロリダの結果次第だった。
しかも当初1700票台だった差が、
再集計で500票台の差に縮まり、
その上、投票用紙に問題があって、
カウントミスが起き易かった。
実際に新聞にその投票用紙が載っていたが、
なんでこんな用紙にしたんだ?
と感じたことを思い出す。
そしてトドメが、フロリダ州知事がブッシュの実弟で、
そこも不正が疑われたポイントの1つだった。
それでも最終的に連邦最高裁が、
選挙人投票が迫っている事を理由に、
再々集計を止め、ゴアがそれを受け入れたのだ。
ところが今回は、そもそもトランプがリードしたことは無いし、
不正があった、と主張している全ての州で、
合理的な証拠を出して不正が認められ、
尚且つ再集計で、誤差の範囲、とは言えない票差が逆転しなければならない。
客観的に見て、そんなことが起こるとは思えない。
それが分かるから、
理性的な人はそろそろ撤退を、と勧めているのだが、
トランプは、手に入らなかった玩具を欲しがって、
店の床に寝転んで、買って買って!と騒ぐ子供と同じだ。
今まではそれで思い通りに覆して来られたのかもしれないが、
さすがに今回はね。
もっとも元々そういう人だし、
そこがトランプらしくて良い、という熱心な信者がいるから、
止められないのかもしれないけど。
アメリカがいつまでも選挙のゴタゴタを続けるのは、
中国が香港に益々介入しているし、
国際的にも良くない。
加えてコロナがより急速に増えていて、
トランプのやり方では決して抑制できない事もはっきりしている。
本人はおろか、
最側近の首席補佐官まで感染している状況だが、
今更トランプが方針転換できるとも、するとも思えないので、
早くバイデンにコロナ対策をして貰った方が
感染者や死亡者は減るだろう。
トランプが真にアメリカの大統領であったのなら、
引き際もわきまえて貰いたいものだ。