そして上の子が高1、

下の子が小5の夏に帰国した。



上の子の学校は帰国子女が多い学校で、

遠くから通っている生徒も多かったし、

そもそも高校生なので、

親の出番はほぼ無かった。


が、下の子は中学の途中で、

親の介護に実家に戻る事を決めていたので、

転校によるリスクを考えて、

中学は私立を選択した。


が、ここでまた理事会から一本釣りされる(笑)



知り合いもいないし、

クラス懇談ではまあ大人しくしていたつもりなのだが、

今思えば、サッカー部の説明会で、

何か目立っちゃったんだろうなぁ。


まさかのクラス委員飛び越していきなり理事か、と思ったけど、

同居を始める、という事は、

介護がドンドン大変になる、という事でもあるので、

今のうちにやっておく、というのも手か、と、

結局引き受けた。


私ってよっぽどやりそうだ、と思われたのかな(笑)

ただベースとして、

子供がお世話になっている以上、

1度くらいは強制されたからではなく、

やるべきだ、とは思っている。

そういう空気は出てたのかも。


何故なら、それが必要な事なら、

必ず他の誰かのお世話になっているからだ。

負担は等しく分け合うべき、という考え方なので。



だからといって、

ただ慣例を踏襲すればいい、とは思わない。

子供にとって必要の無い事はどんどん削ぎ落として行くべきだし、

そうする事によって親の負担は減る。

親の負担が減れば、

やってもいいかな、と思ってくれる人が増える。


仕事がどんどん増えて負担増になって、

やりたくないから押し付け合い、逃げ合いになるより、

よっぽど建設的だと思うんだよね。


ただ、変えたくない、という人も一定数いて、

その人達の抵抗が激しい。


しかもその理由が、

子供達の為になるから、や、

必要な事だから、ではなく、

大変な事を私達はやったんだから、

貴方達もやりなさい!だったりする。


バカバカしくて話にならない。


それが本当に子供達の為になっているならいい。

だけどそうでないなら、

大して役にも立たない事を、

改革もできず、

大変だとボヤきながらただ踏襲している自分は、

単に無能だと晒しているだけ、と気づいた方がいい。



長年続けてきた事を変えるには、

エネルギーが要るのは確かだ。


でも原点を思い出して欲しい。

子供達の為になっているか、

その為に頑張れるか。


仕事が忙し過ぎて頑張れないのなら仕方ない。

体の調子が悪くて頑張れないのも仕方ない。

それでもやれ、というのは悪平等だ。

だが、やりたくないから理由をつけて逃れようとするのは違う。

結局それは子供の事を大切に思っていない、という事だと思う。



残念ながら、

そういう親も増えているのかもしれないけど、

心ある保護者の方々は、

何が子供の為なのか、

よく考えて欲しい。


また、やらなくてもいい仕事を増やして、

教師に不必要な過重をかけていると、

病んで休職する人が増える。

結局それも子供達の為にはならない。


そして押しつけ合いをしている親の背中を、

結構子供は見ている、という事も考えて欲しい。

親が無責任で自分勝手な言動をしていたら、

子供はそれでいいんだ、と思ってしまう。

子育てをしている以上、

親としてだけではなく、

人として恥ずかしくないか、も、

大きな判断ポイントの1つではないか。



結局、親と教師の負担にしかならないPTAなら、

勇気を出して解散を主張してもいいと思うし、

やる価値がある、と皆が思うなら続ければ良い。

皆がやる価値がある、と思うなら、

協力だってちゃんとできるよね、って事だから。



スタートは子供達の為。

学校も親も教師も、

その原点を思い出して、

愚痴と恨み言のない、

健全なPTA活動になって欲しい、と思う。


何より子供達の為に。

保護者の皆さん、頑張って下さい。