「本件において、道徳の原理を踏みにじったのは誰か?」と強く問いかけた、
ヨネさんの弁論は説得力があった。
「暴力行為だけでも許し難いのに背徳行為を重ね、
畜生道に落ちた父親でも彼を尊属として保護し、
子供である被告人は服従と従順な女体であることを要求されるのでしょうか?
それが人類普遍の道徳原理ならば、
この社会とわれわれも畜生道に落ちたと言わざるをえない。いや畜生以下、クソだ!」と大法廷の場で言い放ち、
弁護人は言動に気を付けるように、と注意を受けたものの、
判事達の心に響いたのだと思う。
ま、実際に当時の弁護人が、
こんな言い方をしたとは思わないけどね(笑)