1年前に上げたこの記事。


先日控訴審で、原審支持の判決があり、

それを受けて、菅総理が、

上告を断念、

原告の方達だけでなく、

それ以外の該当者にも被爆者手帳を交付し、

速やかに救済にあたる事を表明した。


総選挙が近いが故のパフォーマンスなのかもしれないが、

動機はこの際どうでもいい。

高齢化が進む被爆者にとっては、

少しでも早いに越したことは無い。



だが、その決断が、何故1年前にできなかったのか、とは思う。

判決を受け入れてくれ、という自治体に、

交換条件を出してまで控訴させた国は、

一体何がしたかったのだろう。


まさか今年総選挙があるから、

それに合わせてパフォーマンスがしたいからではあるまいが、

去年控訴した時点で、

この件に関して国のプラスは無いから。

菅さん、良くやった!とは思わない。

むしろ去年しなかったことで、

選挙的にはとてつもなくマイナスになってるからね。



まあそれでも、上告しなかった事で、

更にもう一年引き延ばされるのだけは避けられて、

そこは良かった。


せめて被爆者の方々には、

残りの人生を、安心して過ごして頂きたいと思う。