行って来ました。
KAAT神奈川芸術劇場
「湊横濱荒狗挽歌〜新粧、三人吉三。」
〈みなとよこはまあらぶるいぬのさけび〜しんそう、さんにんきちさ。〉←このタイトルをスイスイ読めない私です。
歌舞伎の人気演目「三人吉三」をモチーフにした現代劇。渡辺哲さん ご出演。哲さん悪党でした。でも憎めないんですよ(๑˃̵ᴗ˂̵)
哲さん、山本亨さん、ラサール石井さんが三人の吉三(#玉城裕規さん/#岡本玲さん/#森優作さん)の親としてご登場。
お三方が揃うと曲者感アップ。
三人三様の深いコクとキレ、そして人間味という香りを溜まり場になっている和モダンな喫茶店でふりまき合うのです。
その男たちのマドンナとして登場される"村岡希美さん"にときめいてしまいました。
悪党たちの中へ、凛として登場する姿はカラーの花を連想させ、幾重にも織りなす声色にうっとりしてしまいました。
曲者たちの儚さが際立ったラスト。
あの臨場感。。。久しぶりにゾクっとしました。
追記:
演出家・シライケイタ氏は野田秀樹さん演出「桜の森の満開の下」で共演した白井圭太さんであったことが分かりびっくり。舞台の世界にひとりふたりと知っている顔が増えていくと、余分な力が抜けて楽になれます。
お嬢吉三役を演じられている岡本玲さんとは、ストレイドッグプロデュース「路地裏の優しい猫」(2009年)で共演。仲の悪い親子役でした。あれから何年⁉︎