「西部の二国旗」(1950年作品)感想 | 深層昭和帯

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ロバート・ワイズ監督によるアメリカの西部劇映画。出演はジョセフ・コットン、リンダ・ダーネル。

 

 

<あらすじ>

 

リンカーン大統領は、南軍の捕虜に対して「北軍に加わり、先住民と戦えば自由にする」と宣言した。南軍大佐タッカーは、捕虜収容所の所長に説得され、北軍に加わって先住民と戦うことになった。ソーン砦に向かった南軍の捕虜一行だったが、現地の指揮官ケニストン少佐は彼らを歓迎しなかった。

 

南軍の兵士たちは砦の人間に我慢できず、脱走して南軍に戻る機会を伺った。あるとき、非戦闘員を送り届ける任務を受け、ついに脱走の機会がやってきたと彼らは喜んだ。だがこの計画は失敗。いったん砦に戻り、ケニストンが先住民の酋長の息子を殺した際に脱走を企てる。

 

ところが、先住民は復讐として砦を取り囲んだ。タッカーはそれを知らせるために砦に戻り、先住民と戦い北軍を救った。

 

<雑感>

 

酋長の息子を死体で返す極悪非道の白人がなぜ正義なのだと。いや、この作品は北軍のケニストン少佐がろくでもない人間として描かれてはいるが、やっていることが鬼畜なのだから、あいつらが全滅しなきゃおかしいというものだ。

 

☆0.0。こんな映画が当たり前のように公開されていた時代は恐ろしいね。