「恋人たちは濡れた」(1973年作品)感想 | 深層昭和帯

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神代辰巳監督による日本のピンク映画。出演は中川梨絵、絵沢萠子、薊千露。

 

 

<あらすじ>

 

5年ぶりに故郷の土地を踏んだ克。何故か自らの過去を打ち消そうとする彼は、寂れた漁港の映画館でフィルム運びの仕事に就く。そんなある日、かれはかつての同級生・光男とそのガール・フレンドの洋子のカーセックス現場を覗き見る。人生を捨てたように投げヤリな態度をとる克に興味を覚えた2人は、誰とでも寝る幸子を世話する。しかし、幸子は克の煮え切らない態度を軽蔑し、拒否してしまう。深まる克の過去への興味。彼らは今度は、克の母親に会わせる計画を立てる。「彼女は母ではない」と突き放す克。しかし洋子に心を見抜かれた克は、そんな感情を隠すために強引に幸子を洋子と光男の前で犯すのだった。

 

<雑感>

 

変な演出の作品だったが、そんなものは特に心に残ることはなく、70年代の日本の風景だけが印象的な作品だった。それ以外はどうでもいいというか。

 

☆2.0。ピンク映画に格下げされた映画監督が、必死にあがいたものの失敗したみたいな映画。