「烏は主を選ばない」(2024年春作品)第12話 感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

原作:阿部智里、監督:京極義昭、制作:ぴえろ。

 

 

第12話 后選び

 

春たけなわの桜花宮(おうかぐう)。桜が舞い散る花見台で、雪哉が后(きさき)選びの開始を宣言した。若宮に指名されたのは、北家の姫・白珠(しらたま)。愛する人を喪い虚ろになった白珠は、それでもなお、入内にかける悲壮な思いを口にする。若宮はそんな白珠に、ある事実を突きつけるのだった。誇り高い西家の姫・真赭の薄(ますほのすすき)は、若宮に、ある疑問を投げかける。

 

<雑感>

 

白珠の男、生きてたやん。首を斬られたのに川のほとりで唸っているカラスがいたからおかしいとは思っていたのだが、まさかあせびが呼びつけていた下男とは。

 

入内の儀が謎解きの回になるとは思っていなかったので意外な展開。だが、ただ妃を選ぶだけでは確かに面白くもおかしくもない。これはいいアイデアです。

 

あせびの姫が貶められる展開から彼女に一切の悪意がないことが明らかになるのだろうが、最も華やかになるはずの場面が修羅場になり、なお謎が解けることでカタルシスを得られる展開はよく考えたものだ。

 

次が最終回なのか、まだ続くのかは不明。