「みなに幸あれ」(2023年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

清水崇監督による日本のホラー映画。出演は古川琴音、松大航也、犬山良子。

 

 

<あらすじ>

 

東京の孫がひとりで田舎へやってきた。孫は田舎の祖父母の家に異変を感じていた。村民もどこかおかしい。孫は、母親と同じ看護士の道を目指していたが、なぜか幼馴染に「オレを助けてよ」と頼まれる。その意味が孫にはわからない。ただ、住民が何かを隠しているのは確かだった。

 

祖父母の家の2階には、誰かが閉じ込められていた。幼馴染と孫は、その男を助けた。男はふらふらと外に出たが、孫の両親と弟が乗った車に撥ねられた。孫の父親は、その男を蹴飛ばして燃やしてしまう。看護士を目指す孫には考えられない光景だった。

 

孫には男の意味がわからなかったが、彼女以外の人間はすべて男の意味を知っており、母親からも「本当は気づいているのにわからないふりをしているだけ」と言われてしまう。

 

孫は、実家を出ていって山奥で暮らしているという叔母を探した。叔母は小屋で暮らしており、孫はその仕事を手伝った。だが誤って斧が当たってしまい、叔母は死んでしまう。そして彼女は徐々に気づき始める。「誰かの不幸の上に誰かの幸せがある」事実に。誰もそれには抗えないのだった。

 

そして彼女は、幼馴染の首を絞めて失神させると、実家の2階の奥の部屋に放り込んだ。

 

そして彼女はこの上なく幸福になった。

 

<雑感>

 

左翼の世界観がよくわかる作品。「誰かの不幸の上に誰かの幸せがある」と考えれば、幸せな人間の努力を認めずに済むのだ。そして「オレが不幸なのはあいつのせいだ」と責任転嫁できる。まさにバカ左翼の思想そのままを映画にしてしまったバカ作品であった。

 

「オレが東大に入れなかったのは、あいつが東大に合格したからだ」とは言わないだろ? 少しは考えてから自分の意見を発表しろよ、クソ左翼が。

 

☆3.0。左翼の存在がホラーだと教えてくれる作品。