「放課後アングラーライフ」(2023年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

城定秀夫監督による日本のドラマ映画。出演は十味、まるぴ、森ふた葉。

 

 

<あらすじ>

 

同級⽣からイジメの標的にされ、関⻄の⾼校に転校した追川めざし。登校初⽇、同じクラスの⽩⽊須椎羅に「これは運命やでっ!めざしちゃん!」と迫られ、そのまま彼⼥が会⻑を務める海釣り同好会「アングラ⼥⼦会」に⼊会することに。

 

同好会のメンバーであるクール系⼥⼦・汐⾒凪と副会⻑で勝気な性格の間詰明⾥から釣りの基本を教えられ、⼥⼦⾼⽣アングラーとしての⽣活をスタートさせる。めざしは少しずつ⿂釣りの面⽩さと彼⼥たちのボケとツッコミが⼊り乱れる楽しい雰囲気に居心地の良さを感じはじめる。

 

<雑感>

 

冒頭からは思いもしなかった釣り映画。「釣りせーへん?」は意外だったわ。最初の釣りのシーンでちょっと期待したのだが、いかにもスーパーで買ってきたことが丸わかりの魚が梁に引っ掛けてあっただけだったので意気消沈する。

 

インスタでもなんでも、いまは動画投稿サイトがたくさんあって、釣りの動画はいくらでも出てくる。海だけでなく川でも汽水域でも、どこぞの沼でも無限に出てくる。そこで仕掛けやらなにやらの説明の後に大物が食いついて、実際に引き上げるときの動画を見て育った世代に、こんな撮り方では伝わらないと思うのだが。

 

☆3.0。映画を作るなら、釣り好きの人も驚くような映像を撮らねば認められないとか、なぜ考えないのか不思議。題材はすごくいいのに。