「君は放課後インソムニア」(2023年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

池田千尋監督による日本のドラマ映画。出演は森七菜、奥平大兼、桜井ユキ。

 

 

<あらすじ>

 

石川県七尾市に住む高校一年生・中見丸太は、不眠症のことを父親の陸に相談することもできず、ひとり憂鬱で孤独な日々を送っていた。そんなある日丸太は、学校で使われていない天文台の中で、偶然にも同じ悩みを持つクラスメートの曲伊咲と出会い、その秘密を共有することになる。

 

天文台は、不眠症に悩む二人にとっての心の平穏を保てる大切な場所となっていたが、ひょんなことから勝手に天文台を使っていたことがバレてしまう。だが天文台を諦めきれない二人は、その天文台を正式に使用するために、天文部顧問の倉敷先生、天文部OGの白丸先輩、そしてクラスメートたちの協力のもと、休部となっている天文部の復活を決意する。

 

白丸から、実績として認められやすい活動を紹介してもらった中見は、ペルセウス流星群の観察会を企画するものの、大雨で中止になってしまった。

 

何か実績を作らねばと焦ったふたりは、星の写真コンテストに入賞するという無謀な行動に出る。空き家で合宿することになったふたりは、外泊の事実を知られてしまい帰宅を命じられるものの、それを無視して最後の写真を撮るチャンスに賭ける。

 

そこで中見は、伊咲に告白をして、人生でい一番うれしい瞬間を味わう。ところが無理が祟り、伊咲の持病が悪化、再入院をすると同時に彼女の両親から天文部を辞めさせると通達されてしまった。

 

しかし、あの日に撮った星の写真は見事星の写真コンテストに入賞していた。中見は伊咲にそれを伝え、伊咲に認められた。彼女の病状は回復し、再び学校に通い始める。

 

<雑感>

 

森七菜は魅力ある女優さん。彼女もいいし、相手役の俳優さんもイメージ通りではあったのだが、映像がとんでもなくチープで、これではどうしようもない。CGを使うのはいいが、もうちょっと綺麗な画面が作れなかったものか。

 

監督が星の写真について知らなさ過ぎ、興味なさ過ぎ、外泊の場面の出来が作品全体を左右する重要なところなのに、あの適当な合成画面は何だい? ガックリだよ。

 

☆2.5。日本の映画監督ってレベルが低すぎないか?