「地球が静止する日」(2008年作品)感想 | 深層昭和帯

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スコット・デリクソン監督によるアメリカのSF映画。出演はキアヌ・リーヴス、ジェニファー・コネリー、ジェイデン・スミス。

 

 

<あらすじ>

 

夫を亡くしたヘレン・ベンソンは、夫の連れ子のジェイコブと暮らしながら大学で宇宙生物学を教えていた。セントラルパークに飛来した謎の宇宙船から降り立った未知の宇宙人とコンタクトを取るため、ヘレンは政府に招集された。

 

クラトゥと名乗った宇宙人は政府首脳との会談を望んだが、レジーナ・ジャクソン国防長官はこれを拒否した。彼を尋問しようとする政府に反発を感じたヘレンは、隙を見てクラトゥを逃がした。クラトゥと落ち合ったヘレンは、地球には複数の彼の仲間がすでに生活していて、地球の存続のために人類が有害であるとの結論を得ていることに驚いた。

 

ヘレンにまったく打ち解けないでいたジェイコブは、クラトゥの居所を軍に密告する。しかしそのジェイコブとしばらく行動を共にしたクラトゥは、人間には悪いだけではない別の側面もあるとの報告を思い出していた。そして、人類抹殺計画を中止する決定を下す。

 

侵略するナノマシンを停止させたとき、地球の電気系統が一斉に停止した。ほんのわずかな時間、地球は静止した。そして円盤は地球から去っていった。

 

<雑感>

 

この作品はWOWOWで放送されたものをビデオに録画して、20回は見た。「地球の静止する日」(1951年作品)のリメイク映画で、かなり良くできていたから当時は大好きでよく見ていたものだ。キアヌ・リーヴスを主演させる必要があったのかなかったのかは微妙だが。

 

この作品はジェイコブがかなりウザイ。こんな奴なら絶滅させてもいいってくらいウザいのだが、その子供との交流でなぜか宇宙人は地球人を信じてしまう。視聴環境があれば、1951年版の方をお勧めしたい。50年代の人類の方が救済の価値があるからだ。

 

☆4.0。今回再視聴したのだが、米軍の引き金が軽すぎる。