「人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界」(2022年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

武石浩明監督による日本のドキュメンタリー映画。

 

 

<あらすじ>

 

その人の名は、山野井泰史。2021年、登山界最高の栄誉といわれる、「ピオレドール生涯功労賞」をアジア人として初受賞。ラインホルト・メスナーやヴォイテク・クルティカなどと並んでクライミングの歴史にその名を刻むこととなった登山家だ。本作は、世界の巨壁に《単独・無酸素・未踏ルート》で挑み続けた彼の足跡を、貴重な未公開ソロ登攀映像や生涯のパートナーである妻・妙子への取材、関係者の証言などとともに振り返る《渾身》のドキュメンタリー。ナレーションは、今回初めて“語り手”としてドキュメンタリー映画に参加する岡田准一。監督は自らもヒマラヤ登山経験のあるジャーナリスト・武石浩明。長期に渡る取材を通して《極限の人》の実像に迫る、唯一無二の作品を作り上げた。

 

<雑感>

 

岡田准一の声がいい。ナレーションもいけるね。ジャニーズ出身俳優で一番評価しているのが彼なので、頑張ってほしいよね。

 

世界的な登山家が、ランニング中にクマに襲われてから人生が暗転し、登山家の引退、そして死去に至るまでを描いた作品。

 

いつもはこうしたインタビュー中心の作品はそれほど評価しないのだが、対象の人物の死後に企画された作品の場合は、やはり貴重となるものが多い。このドキュメンタリーも、いまでなくては残しておけなかった言葉ばかりであった。

 

☆4.0。パートナー選びがいかに大切か教えてくれる作品でもある。