「胸が鳴るのは君のせい」(2021年作品)感想 | 深層昭和帯

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高橋洋人監督による日本の恋愛映画。出演は浮所飛貴、白石聖、板垣瑞生。

 

 

<あらすじ>

 

マイペースで何を考えているか掴めない有馬隼人と、何事にも一生懸命で明るくしっかり者の篠原つかさ。有馬が転校してきてから、自然と多くの時間を一緒に過ごすようになる2人。普段は飄々としている有馬だが、自分だけに見せるふとした優しさに心惹かれ、つかさは有馬を目で追うようになっていた。

 

2人はあっという間に“親友”のように仲良くなり、周りからも絶対両思いと背中を押され、つかさは意を決して有馬に告白をする。しかし、「すげーいい友達だと思ってる」と申し訳なさそうに断る有馬。告白してしまったことを後悔するつかさだったが、変わらず優しく接してくれる有馬を、一途に思い続けると決意する。

 

そうして始まった高校生活最後の年。2人の関係に、少しずつ変化が生まれていく。

 

<雑感>

 

ワイも今度生まれてくるときは、東京のイケメン男子高校生になりたいわ。でもなんで三葉は女子高生じゃなくて男子高生になりたかったのだろう?

 

でもあれだ。道をほっつき歩いていると普通の高校生のカップルとかを見かけるだろ。あの子らを見ていると、「ああワイもあれくらいのことはしたな」って思い出すわけだ。映画と違うのは身長と顔面偏差値なわけだが、男の子も女の子も少しくらい顔面偏差値が低くても人を好きになれるし、好かれるもんな。

 

恋愛力の高さは、脳内補正能力の高さなんだよな。可愛く見えたり、格好よく見えたりできる能力が高い方が恋愛できる。「ブスブス」を連呼する男女は、恋愛力が低いんだよ。

 

映画としては美男美女の若者同士を主役に据えた方が見栄えがいいのはわかるが、普通のレベルの、本当にごく普通の高校生が恋愛する映画もたまには見てみたいよな。

 

☆2.9。美男美女が出ない恋愛映画ほど、演出力が問われると思うんだ。