「勝負(かた)をつけろ」(1961年作品)感想 | 深層昭和帯

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ジャン・ベッケル監督によるフランス・西ドイツの犯罪映画。出演はジャン=ポール・ベルモンド、ピエール・ヴァネック、クリスティーネ・カウフマン。

 

 

<あらすじ>

 

チンピラのロベルト・ラ・ロッカは、友人アデを救うために戦後間もないマルセイユにやってきた。アデは独房に入れられているので、アメリカ兵とわざと乱闘を起こしてロッカはアデと会った。米兵は犯罪者を使って地雷撤去を行っていた。ロッカとアデもその作業に駆り出される。

 

アデは地雷が爆発して左腕を失ってしまった。

 

ふたりは揃って出所し、アデの妹ジュヌビエーブが待つ家へと戻った。彼女とロッカは恋仲で、新しい暮らしを始めるつもりであったが、金がないので農場を手に入れようと考える。アデはマフィアをゆすって金をせしめるが、マフィアはそれを取り戻そうとロッカとジュヌビエーブが住むアパートに子分を向かわせた。

 

激しい撃ち合いの末、ジュヌビエーブが死んだ。そこにアデが金を持って戻ってくるが、待っていたのは妹の死体と、激怒した友人であった、埋葬を済ませると、ロッカはアデの元を去っていった。

 

<雑感>

 

ジャン=ポール・ベルモンドの映画を久しぶりに見た。そのむかし、まだ日活やくざ映画に飽きていなかったころ、フランスの俳優ではジャン=ポール・ベルモンドが好きだったんだよな。この作品は日活っぽいつくりではあるが、日活よりはるかに脚本が面白い。

 

刑務所内でアデが片腕を失ったのは、ロッカがアデを助けるためにかなりの自己犠牲を強いてヘロヘロになっていたことから身代わりを買って出て、事故に遭ってしまう。でもこれって米軍は本当にやっていたのかな?

 

☆3.0。よく見ると変な顔をしているけどな。鼻がでかくて。