「赤い手のグッピー」(1943年作品)感想 | 深層昭和帯

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ジャック・ベッケル監督によるフランスのドラマ映画。出演はフェルナン・ルドー、ジョルジュ・ロラン、ブランシェット・ブリュノワ。

 

 

<あらすじ>

 

フランスのある村に、財産を散逸させたくないとの名目で血族結婚を繰り返すグッピー一族がいた。あるとき彼らの集落内で殺人事件が起きた。しかし、彼らは密かに財産を守って生きてきたので、警察を呼ぶことができない。

 

はぐれものの「赤い手」に捜査が任され、彼はすべての事件がもうひとりのはぐれ者トンカンの仕業であることを突き止めた。さらに「赤い手」は、一族の秘宝の在処も探し出してしまった。一族に追い立てられたトンカンは、転落して死亡。

 

宝の在処は、一族の長エンペラーが、若いカップルに伝えていくことになった。

 

<雑感>

 

なんだかイマイチよくわからない作品であったが、一族の宝というかへそくりは、柱時計の振り子がそうなのだ。それが金でできている。グッピー一族はがめつい一族ではあるが、基本的に他人の物を盗むことはなく、働いて得た金をがっちり貯め込んでいるだけである。

 

宝の在処は気になるが、それは一族の結束を固めるためのもので、それに手を付けようとはほとんどだれも考えていない。

 

☆3.0。だからそれが何を意味しているのかということで、肝心なところがよくわからない。