「リディック」(2004年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

デヴィッド・トゥーヒー監督によるアメリカのSF映画。出演はヴィン・ディーゼル、タンディ・ニュートン、カール・アーバン。

 

 

<あらすじ>

 

賞金稼ぎに追われるリディックは、彼らの飛行艇を奪うとニューメッカを目指した。ところが、誰が自分に賞金を懸けたのかわからない。そこで彼は革命騒ぎに乗じて自分の命を狙う集団と接触しようと、わざと賞金稼ぎに捕まった。

 

刑務所に入れられたリディックは、首都を制圧した革命軍のマーシャル卿に死刑を命じられる。刑務所の囚人たちを率いて脱出したリディックは、マーシャル卿と直接対決する道を選び、激しい戦いの末に勝利した。

 

こうして惑星への侵略は阻止された。

 

<雑感>

 

これってなにか原作があるのだろうか? いきなりよくわからない設定の話が始まって、コスプレしたアメリカ人が暴れ始め、なんのこっちゃわからないうちに終わってしまった。

 

一応、マーシャル卿は、何とかって種族に殺される予知か何かがあって、その種族を怖がるようになったと。そして宇宙全体を侵略しまくってその何とかって種族を絶滅させたと。ひとりだけ生き残ったリディックに賞金を懸けて命を狙わせたものの失敗したと。そういうことらしい。

 

惑星ごと侵略してその統治者になるなんて派手なことをするものだから、「敵はわたしです」って手を挙げているようなもので、リディックに見つかってしまうんだよな。あとひとりなんだから侵略行為なんかやめて、賞金稼ぎにすべてを任せればよかったのに。

 

賞金を懸ければ暗殺者も加わって生き残らんやろ。なんかそういう細部がバカげてるんだよな。主役がイキってるのはいつものアメリカのヒーローもの。最初から正義と悪がハッキリしているから、何をもって主人公が正義になっているのか、逆に悪になっているのか、掘り下げされないのがハリウッドなんだよね。

 

☆3.0。まぁでも、金はかかっているし、デートで見に行っても文句は出ないだろうな。逆に感動することもない。