クリストファー・バーク監督によるアメリカのドキュメンタリー映画。
<あらすじ>
愛と希望、啓発活動を描いた心揺さぶるドキュメンタリー。37歳でALSと診断されたブライアン・ウォラックと彼の妻サンドラは、互いへの深い愛情と類まれな政治力を原動力に、神経変性疾患患者が直面する医療制度の壁に革命をもたらす。
<雑感>
ALSというのは日本でも指定難病になっているそうで、こうした難病の治療に対して、法律に妨げになっているものがあればどんどん改善していかなくてはならない。
政府というのはとにかく多くの陳情を受けていて、その中で政治家が早く動くのはソーラーパネルのように自分の利益になるものだ。難民受け入れなどは、岸田の親族が利権を牛耳っている。
官僚が素早く動くのは、天下りが保証されている案件だけだ。こうした天下りできそうもない話になるととにかく何もやってくれない。そこで政治力を持たねばならないということになる。これは選挙の応援などをやることで政治家に利益をちらつかせ、指定難病にすることで医療界や製薬会社に利益をちらつかせて政府機関に仕事をさせる。
映画の中では議会で証言したことがきっかけのようにしてあったが、議会で証言するときにはあらかた裏で物事が決まっている場合が多い。議会はあくまで儀式の場である。
そういうわけだから、この人たちの活動には大いに賛同する。ただひとつ気になるところがあって、安倍総理が患っていた病気も国の指定難病なんだね。ものすごく治りにくい病気で、いくつか薬はあるが、効いたり効かなかったりする。
なんで安倍総理はあんなに攻撃したかね。総理大臣なのだから批判されるのは仕事のうちだろうが、病気を揶揄して悦に入っていた自称リベラルなクソどもは本当にみっともなかった。それはいかんだろうと義憤に駆られていたものだ。
☆3.5。人体のような複雑な機構は、壊れやすいものなのだ。その病気に罹っている人間は、手を差し伸べなければいけない。たとえそれが気に食わない総理大臣であったとしてもだ。
病気を揶揄するのは卑劣極まる。このドキュメンタリーの人に安倍総理と同じことが言えるか?