「ヴァルハラ 神々の戦い」(2019年作品)感想 | 深層昭和帯

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フェナール・アマハド監督によるデンマーク、ノルウェー、スウェーデン、アイスランドのファンタジー映画。出演はセシリア・ロッフレード、サクソ・モルトケ=レス、ローランド・ムーラー。

 

 

<あらすじ>

 

貧しい農民の兄・シャールヴィと妹・ロスクヴァは、雷神・トールによって神の世界に連れられた。奴隷のように扱われるふたりは逃げ出すも、兄は巨人の国の怪物に捕らえられ、妹は神の国に連れ戻される。世界の終わりラグナロクが近づきつつあった。

 

紙の国で幻覚キノコを食べたロスクヴァは、自分の腹が光るイメージを見た。彼女はどうやら予言の子らしい。だが予言の通りならば、ロスクヴァにはその資格がない。ロスクヴァは神々が堕落している姿を目の当たりにして別の道を模索する。

 

ロスクヴァは兄シャールヴィの元へ赴き、助けを求めるものの、兄は巨人の国で囮に使われようと正気を失わされていた。何とか兄の意識を呼び戻したロスクヴァは、神々の宮殿ヴァルハラに光を取り戻させた。

 

ロスクヴァの働きに報いるため、神々は彼女を神の座を与えたが、ロスクヴァは兄と仲間になった巨人とともに両親の元へと戻る決心をする。

 

<雑感>

 

北欧神話をベースにしたファンタジー映画。ロスクヴァが生んだ子が神になるのかと思いきや、光を宿したって意味だったんだな。こんな子供がいつ出産するのかってちょっと悩んでしまったわ。キノコを食って光の子を得たことが視覚化されたって意味だった。

 

兄はほぼ活躍しない。北欧神話がそうなっているのか映画のオリジナル展開なのかよくわからない。女性主人公というところが10年代20年代らしさを感じさせる。

 

☆3.4。北欧神話の巨人のイメージが何だかオレの頭の中で定着しない。作品によって描かれ方が違いすぎる。