「エキストラ・バージン 世界一のオリーブオイル」(2018年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

ホセ・ルイス・ロペス=リナーレ監督によるスペインのドキュメンタリー映画。

 

 

<あらすじ>

 

ローマ帝国から永遠に続いてきたオリーブの美しく広大な畑。ハエン県は、皇帝にオリーブを献上している最大の農地として成長を続け、いつしか世界最大のオリーブ生産高を誇る地域へと発展してきました。

 

しかし残念ながら「生産高、世界一」というプライドがこれまでに追い求めてきたものは、大量生産主軸にした「数」の論理。エキストラ・バージン・オリーブオイルが持つ最高の「質」は置き去りにされてきたのです。

 

ようやく近年になり、若く才能を持った次世代の起業家たちが、最高のオリーブと称される<ピクアル種>を使用し、他のどのオリーブオイルにも真似できない、究極のオリーブオイルを作り出すことに成功しました。

 

<雑感>

 

果てしなく広がる人工の森。全部オリーブの木。ローマ時代からずっとそうだっていうのだから圧巻である。あれだけ広大なのに剪定が行き届いているのかどの木も日当たりがよく、オリーブの身に品質差が出ないように工夫されている。

 

文化を感じる景色なんだよな。決して山並みが美しいわけではないが、人間の悠久の営みを感じるとなんだかホッとする。最近は近視眼的な人間が多いからな。

 

☆5.0。オリーブオイルって美味しいよな。