エドワード・ドレイク監督によるアメリカのアクション映画。出演はブルース・ウィリス、ニール・マクドノー、コーリー・ラージ。
<あらすじ>
恐喝、裏金、麻薬、強姦、暴行そして殺人。ありとあらゆる悪行に手を染め、くぐり抜けてきた修羅場の数はどんな兵士よりも多い最凶の元悪徳刑事トーマス・マローン。今は終身刑で牢獄につながれた身となっている彼のもとに1通の招待状が届く。
金を持て余した超富裕層の究極の娯楽として孤島のジャングルで密かに開催されている人間狩りゲームAPEXの獲物に選ばれたのだ。日の出から日没までハンターに殺されず生き延びれば、無罪放免になるという。
断りがたい条件に、自由と新たな人生のため迷うことなく参加を決めたマローンだったが、彼を待ち受けていたのは人間の血に飢えた6人の凄腕最強ハンターたちだった。
ところが6人のハンターたちは互いに仲が悪く、サイコパスぞろいであったために仲間同士で殺し合ううちに残りはひとりに。最終決戦に持ち込んだと油断したマローンの元には、新たにハンターが次々に送り込まれてくる。マローンは彼らをすべて撃退していく。
このゲームの仕掛け人は、最初の6人のハンターの1人であったサミュエル・レインズフォードであった。彼は製薬会社を作り1代で3兆円の資産を作り出し、火星に降り立った人類だった。彼が狩るのは優秀な人間。そしてその首を飾るのが趣味だった。
そんな完璧な経歴を持つサミュエルであったが、マローンには敵わず、自らのコレクションケースに自分の首を飾ることになってしまった。
<雑感>
予算節約のひとつの手段として、森の中のシチュエーションを作り出してロケ現場を限定する方法がある。森の中で銃を撃ち合ってアクション映画を作る手法は、低予算映画では多用されており、クソ映画の感想記事が多いこのブログでも何度も書いている。
この映画もまたそんな作品のひとつなのだが、出演俳優は一流ばかり。それにほんのちょっと申し訳程度のCGも使われている。引退が決まっていたブルース・ウィリスへのはなむけなのか、懇意にしていた俳優がこぞって出演してくれたのかもしれない。
要するにそういう映画であって、大作ではない。脚本も合ってないようなものだし、終わり方も酷い。でも、ブルース・ウィリスへの愛は感じる映画であった。
☆3.0。若干おまけしてこれくらいの評価。