「濡れた人魚妻」(2021年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

ローレンス・ファハルド監督によるフィリピンのドラマ映画。出演はシンディ・ミランダ、AJ・ラヴァル、アルジュ・アブレニカ。

 

 

<あらすじ>

 

地元で漁師をしていたオベットは、ある日海に沈む美しい女性ネリーサを見つけ、助け出す。以来、村には奇妙な出来事が起こり始め、村人たちは美しく神秘的なネリーサを“災いをもたらす人魚”だと噂し始める。

 

美しさが故に男らに欲情され、女らに嫉妬され、村人たちに煙たがられる存在になってしまったネリーサ。だがオベットは周囲の噂話をそよに、彼女を妻として迎え入れる。

 

互いに求め愛し合い、貧しくとも静かで幸せな日々を過ごしていた二人だったが、ある日海の事故でオベットが行方不明になってしまった事をきっかけに、小さな幸せは壊れ始める。

 

<雑感>

 

アルゼンチンの映画もそうだったが、物語に統制がない。因果関係がハッキリしていなくて、感情とイメージだけで、辻褄が合ってなかったり説明不足の部分が多すぎる。いない間のオベットの心情などをちゃんと描写しないと。

 

☆1.8。物語は釣り糸のように制御できていないとダメなんだ。