「やがて海へと届く」(2022年作品)感想 | 深層昭和帯

深層昭和帯

映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

中川龍太郎監督による日本の文芸映画。出演は岸井ゆきの、浜辺美波、杉野遥亮。

 

 

<あらすじ>

 

引っ込み思案で自分をうまく出せない真奈は、自由奔放でミステリアスなすみれと出会い親友になる。しかし、すみれは一人旅に出たまま突然いなくなってしまう。その翌日、東日本大震災が起こった。すみれはそのまま帰ってこなかった。

 

あれから5年-真奈はすみれの不在をいまだ受け入れられず、彼女を亡き者として扱う周囲に反発を感じていた。ある日、真奈はすみれのかつての恋人・遠野から彼女が大切にしていたビデオカメラを受け取る。そこには、真奈とすみれが過ごした時間と、知らなかった彼女の秘密が残されていた…。真奈はもう一度すみれと向き合うために、彼女が最後に旅した地へと向かう。

 

<雑感>

 

ファンタジーで物語を作ることはなく、そのくせ夢を多用する。すみれの夢を見ました。その内容で察してくれというわけだ。正直、あまり良い脚本ではない。夢などはファンタジーと同じなのだから、もっと思い切って話を動かすべきではないのか。

 

☆3.0。「私」とか「私たち」の小さな世界だけで完結させちゃダメなんだって。