「法廷遊戯」(2023年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

深川栄洋監督による日本のドラマ映画。出演は永瀬廉、杉咲花、北村匠海。

 

 

<あらすじ>

 

法都大学大学院では「無辜ゲーム」という法廷ゲームが流行っていた。自分の身の回りで起こった出来事を事件を見做して有罪無罪を決める遊びだった。このゲームは、検察側が立証できるかできないかが判決を左右する仕掛けだった。

 

2年後、その主催者・結城馨が殺された。近くに血まみれで立っていたのは、同じ学校に通っていた弁護士の織本美鈴だった。彼女は同じ施設出身で同じ大学を出た弁護士・久我清義に弁護を依頼した。

 

高校時代、美鈴と清義は、痴漢冤罪で金をせしめる悪さをしていた。その中に警官だった馨の父親がいた。彼は有罪が確定して自殺していた。そして彼女は大学時代に嫌がらせや盗聴盗撮の被害に遭っていた。清義は9年前に起きたこの事件が関係していると裁判で主張した。

 

そして清義は、馨から託された証拠となる動画を持っていた。内容は、馨が父の無実を訴え、自殺するところが収められていた。美鈴は自殺を止めようとして揉み合いになり、血まみれになったのだった。決定的な証拠が出たことで、美鈴の無罪が確定した。

 

しかし、清義は真実に気づいていた。自殺したのは演技で、馨は急所を外すつもりだった。ところが、むかしの事件をほじくり返されたくない美鈴によって無理矢理殺されたのだった。

 

事件はそれだけではなかった。馨は、清義が美鈴の共犯者であることを知っており、彼にも復讐を考えていた。美鈴は同じ施設出身の清義を助けるため、万が一無実が証明されなかった時は自分ひとりが罪を被るつもりで馨を殺したのだった。馨さえ死ねば、9年前の事件の再審請求はできなくなる。

 

☆0.0。胸糞悪いだけだった。法治主義もこうなったら終わりだな。