「20歳のソウル」(2022年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

秋山純監督による日本の青春映画。出演は神尾楓珠、尾野真千子、福本莉子。

 

 

<あらすじ>

 

浅野大義は市立船橋高校吹奏楽部に所属する男の子。担当はトロンボーン。活発で優しく、そして真っすぐな大義は、いつも周囲を明るく照らし、そして大義自身も部員たちに支えられ、青春を謳歌していた。

 

なにより特別な存在である顧問・高橋健一先生に大きな影響を受け、心身共に成長していった。大義は、市船・野球部のために、オリジナル応援曲の作曲に挑戦。作曲の難しさに葛藤しながらも高橋先生からの叱咤激励や親友・佐伯斗真の助け、母・桂子の応援もあり「市船 soul」が誕生する。

 

そして、いざ試合で演奏されるとたちまち得点を呼ぶ“神応援曲”と呼ばれる様になる。 高校を卒業した大義は、高橋先生の様な教師を志し音楽大学へ進学、夢に向かってキャンパスライフを過ごしていた。そんなある日、大義の身体を異変が襲う。診察の結果、大義の身体は癌に侵されていた。

 

入退院を繰り返しながら必死に作曲に励む大義。しかし、癌は全身に転移して彼の肉体を蝕んでいった。完成した曲のタイトルは「ジャスミン」そして大義は亡くなった。

 

<雑感>

 

実話を基にした作品。大義は若干20歳で亡くなったそうだ。なんでこんな才能のある若者が急逝して、オレみたいに映画ばっかり見てるやつがのうのうと生きているんだろう? オレの寿命を彼に分けてあげたかった。理不尽だよな。

 

☆5.0。市船の応援歌を作ったのはこの子だったのか。